第３０９話　鹿児島商工会議所の経営指導員基礎研修会で気づく！

昨日鹿児島県内の商工会議所様を集めた

鹿児島商工会議所様に
出水商工会議所様
阿久根商工会議所様
川内商工会議所様
いちき串木野商工会議所様
南さつま商工会議所様
指宿商工会議所様
枕崎商工会議所様
鹿屋商工会議所様
霧島商工会議所様
奄美大島商工会議所様から

若手経営指導員さんを集め

鹿児島商工会議所様の会議室で
平成１９年度経営指導員の基礎研修会が開かれました。

経営指導員を育てる研修会ということもあって
セミナーの内容は眠くなるくらい
理屈コテコテにしてみました。

そして最後に将来の鹿児島を背負って立つ
中小企業の一流サポーター若手経営指導員さん達に一言！

君達は理屈屋だ！
すべてにおいて経営を理論立てしろ！！

指導先に向かって
「意識の問題ですね！」
「やる気の問題ですね！」
「気持ちの問題ですね！」

なんていう一般論で片付けるな！

今後一切
精神論で片付けることを禁止する！

確かに根本的なこと、
根っこの部分は「意識に問題」があり
「やる気の問題」であり
「気持ちの問題」であり間違いなく正しい。
それは充分にわかります。

しかし、その一言で片付けるのは経営指導員という
理屈屋にとっては最低レベル三流にも満たない五流だということです。

勉強不足ってものです。

私が経営者として
そして経営コンサルタントとして
仕事にしている上で重要視しているのは

どんな些細な問題でも
一切「意識の問題」「やる気の問題」「気持ちの問題」という
もっともらしい一般論で片付けないようにしています。

それを言ったらまさしく正論だから議論もすべて終わっちゃうんですね。

そのために何をするのか？
すべて、なぜなのか？どうしてなのか？
理屈屋である以上すべてを理論立てします。
その理屈を元に実践すべき行動体系化まで落とし込みます。

だから、相手にも伝わるんです。
だから相手も出来るんです。

しかし、それでも相手がその行動が出来なかったら
それは「意識の問題」ではなく

本人と行動がマッチングしなかったのか
それとも練習不足なのかを現場検証から導き出し
更に相手に合った行動レベルまで落とし込むんです。

あなたのレベルが低いから
相手に合った行動レベルまで落とし込めないだけ。

だから最後に相手の責任に押し付ける

そして一言

「意識の問題だ！」「やる気の問題だ！」「気持ちの問題だ！」で逃げるのです。

私から言わせればそれが机上の空論って言われるゆえんです。

出来ないことを相手に押し付ける、
相手のレベルに合わせられないで
現実の現場とズレているからそれを理想と言い
出来もしない理想を語ることを
机上の空論って言うんです。

理屈屋は理論立てするために
現場検証し、推測し、調査し、
相手のレベルに合った行動レベルの改善策を編み出すのです。

それが理屈屋にとっての実践なんです。

それが理屈屋にとっての行動なんです。

徹底的に指導先を成長させるための
実践派の理屈屋になって欲しい。

鹿児島の地で若手経営指導員さんと体技して
私も理屈屋の素晴らしさに気づかされました。

そして、みなさんも理屈屋経営コンサルタントを雇う時に
「意識の問題」「やる気の問題」「気持ちの問題」っていうレベルの
理屈屋経営コンサルタントには注意されたし、

理屈屋にとって理論立て出来ないと言うことは
低レベルってことですよね。