年内の勝人塾
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ある経営コンサルタントのブログに登場
小阪裕司VS佐藤勝人
面白いので一部抜粋
▼喧嘩上等のカメラ店が「ど素人」に教わった商売の極意
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/29764
会員登録が必要なサイトにも関わらず
ツイートが5,400以上
いいね!が1万4千以上(2013年11月16日現在)もついている
よく読まれている記事だ
ちなみにサトカメは栃木でダントツNO1のカメラ専門店
カメラとその関連商品しか扱っていないが
それらの商品カテゴリに関していえば
コジマ・ヤマダ・ケーズ・ヨドバシなどが乱立する
栃木県の中で一番の売上高を誇っている
勉強熱心な方は何かと似ていると思ったに違いない
小阪裕司氏の「ワクワク系マーケティング」である
小阪氏はいろいろな演出によって
顧客をファンにしていく
マーケティングを提唱しているが
その中でも重要な概念が
「マスタービジネス」というものである
店長や社長が伝道師となって
顧客をファンとしていくやり方だ
ファンになった顧客は
店長や社長が伝えてくれる情報が欲しくて
店に集まってくる
というよりも
店長や店員との会話自体を楽しみに
足を運ぶと言ってもいい
そのうちに顧客同士の交流も始まり
顧客はその店を中心とした
コミュニティから離れられなくなる
もはや人生の一部だからだ
顧客は当然のように
店が提示した商品を買う
それどころか
いつもいいものを勧めてくれてありがとうと言うのだ
近所の安売り店など見向きもしない
ほとんど利益の出ない額で安売りしているのに
顧客に文句まで言われる
というような店長や社長にとっては
信じられない話だろうが
こういう事例は実際にいくつもあるのだ
サトカメのビジネスも同じである
顧客をファンにするためのさまざまな仕掛けをし
実際に顧客はファンになり
お礼まで言うのである
我々はデジカメの写真なら
PCで加工すればいいと思いがちだが
写真をプリントして
コラージュなどを作るのはとても楽しいのだという
特に若い女性に受けているらしい
実際サトカメの顧客層は
20代30代の女性が圧倒的に多く
普通のカメラ店とは
まったく違う顧客層を開拓しているのがわかる
ハードディスクなどに死蔵しがちになるデジカメ写真を
プリントしてもらうために
新しい楽しみ方を提案しているのである
ただマスタービジネスと
言い切ってしまうのは表面的だろう
「佐藤勝人氏が小阪裕司氏と一線を画する」としたら
それは顧客の人生(ライフスタイル)を変えるからには
使命感が必要だと力説しているところである
もちろん小阪氏もビジネスにおける
理念や使命の大切さについては
重要視しているのだが
それはマスタービジネスの本質ではない
マスタービジネスはどちらかというと
テクニックとそれを裏付ける考え方を重視している
「売るための考え方」ということを
小阪氏が第一においているのは間違いないと思う
小阪氏の一番の楽しみは
そういう事例を科学的に解き明かすことだ
彼は感性工学という学問を研究する学者でもある
それに対して佐藤勝人氏の理念は
「日本の写真文化を守る」ということである
佐藤氏に言わせると
本当にいいものを作っているのは
中小企業なのだそうだ
ところが大型量販店は
中小メーカーにはブランド力がないという理由で
安く買い叩いてさらに安売りしてしまうのだという
安売りされてしまうと
消費者にはその価値は分からない
安かろう悪かろうと思ってしまう
せっかくいいものを作っている中小メーカーの悲しみは
想像以上のものだろう
そこで佐藤氏はそのような製品を直接仕入れる
そしてこれは価値あるものだから
大手メーカーと同じ価格帯で顧客にも販売する
ブランド力だけで価値を判断するのではなく
商品そのものの持つ本来の価値を見分ける力量が必要だ
そうしないと中小メーカーはドンドン潰れていき
日本の写真文化までも滅んでしまう
実際に大型量販店には卸さないで
日本国内はサトカメだけに卸したいという
中小メーカーが次々と話を持ってくるのだという
これは結果としてサトカメの差別化に繋がっていく
僕はサトカメの自分軸が素晴らしいのだと思う
僕は「誰に・何を・なぜ」提供するのかを
自分軸と呼んでいる
サトカメの場合それが明確なのだ
誰に:栃木県内のサトカメに出会うまでカメラに興味のなかった人
何を:人生の思い出を写真という媒体を通じて美しく残すこと
なぜ:日本の写真文化を残すため
佐藤勝人氏はこういう商売に特化していて
全くブレがない
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