栃木県食肉協会様の総会でセミナーをやりました!
食肉卸売市場の社長様から
業務用食材会社様から
食肉事業協同組合連合会様から
地域のお肉屋さんから
県内の食肉のプロフェショナルが揃い
そうそうたる面々でした。
もちろん、
佐藤勝人流の肉屋のコロッケ論炸裂しました!
なぜ肉屋のコロッケは旨いのか?
肉そのものの素材が違う
ジャガイモそのものの素材が違う
揚げる油まで違う!!!!!!!!
なぜ大手スーパーのコロッケは不味いのか?
素材が違う
揚げる油が違う
思考が違う
いかに早く効率良く
いかに安くローコストオペレーションで
いかに量を裁くか・・
彼らの思考は「早い・安い・うまい」がすべての正義だ!
①利便性価値=早い
②経済性価値=安い
③商品 価値=うまい
という
戦後の食の象徴は素晴らしいと思います。
しかし、地域に住んでいるお客としてはもううんざりです。
企業としてはいくら素晴らしくても
食べ物としては旨くないんですよ・・・
そんなものを食べさせられている
地域のお客様のことを少しは考えてよ・・
みなさんだって気づいているでしょう?
大手スーパーのてんぷら、刺身、揚げ物・・・
旨いから買うのではない便利だから買うだけ
はっきり言ってもううんざりですよね・・・
食べ物はやはり
「うまい・体に良い・食べやすくて・見栄えもいい・安い」が一番
①商品価値=うまい
②サービス性価値=体に良い
③利便性価値=食べやすい
④デザイン価値=見栄えもおいしそう
⑤経済性価値=そして安い
というのが
飽食時代
満たされた時代の
食べ物の売れる極意なんです。
懇親会の席で肉屋の親父さんが
自家製生ハムを試作で作っていると私に言いにきました。
後日私に試食してくれといわれました。
そこのご子息さんは親父が作った自家製生ハムは絶品だが
商品の味の均一化が中々保てないという・・
親父さんと私と顔を見合わせて
それでいいじゃん!
毎回味が変わる?
それでいいんじゃないか?
味の均一化が保てない理由は明確だ
常温保存だからちょっとした気温の変化で味が変わる!
それが本物だよね!
世界中どこに行っても
地域に根ざした本物の八百屋・魚屋・肉屋
食の基本は絶対に永遠に不滅なんです。
親父さん
そんなに旨い自家製生ハムを地域の人に食べさせてよ!
そう考えると
満ち足りた現在
益々これからの時代は
中小店や中小チェーンやローカルチェーンの
存在意義が明確になってきましたね。
「第218話 肉屋のコロッケに学ぶ!」への3件のフィードバック
SECRET: 0
PASS:
今日は朝から店長会議!激論炸裂!
午後はPC勉強会
夕方は部門会議
夜はアソシエイトBクラス勉強会です!
SECRET: 0
PASS:
佐藤様
今晩は!
寒の戻りがキッイですね。
『ご子息さんは親父が作った自家製生ハムは絶品』
の言葉から温かみと職人さんの気合を感じました。
佐藤さんの言葉を私の商っている本になぞってみましたが如何でしょうか?
[食べ物はやはり]・・・・・・・・・[本に置き換えるとこんなことでしょうか]
①商品価値=うまい・・・・・・・・・・・著者の思いしっかりとしている・深み
②サービス性価値=体に良い・・・・人の歩みの「力」となる
③利便性価値=食べやすい・・・・・・少し硬いが読み応えある
④デザイン価値=見栄えもおいしそう
・・装丁~内容を表現していると良いですが
⑤経済性価値=そして安い・・・著者の労力に値する
*本の良し悪しは読者の主観で判断される難しさがあると思います。
ありがとうございました。
SECRET: 0
PASS:
(^^)シルバーラビットさんありがとうございます!
まさにシルバさんの商いは
シルバさんの人格そのものですね!
お見事です。