第２１６話　勉強不足な人ほど「形式」に捉われる！

娘なっちの中学校卒業式に顔を出した。
私の母校の最後の校歌

しかし、感動が少ない・・・

なぜだろうか？

長男のゆうじの時は
親としてはじめてだったせいか感動しました。

親として２回目の中学校の卒業式だったから
あまり感動しなかったのかなあ・・・

チョッと考え直しながら見守った。

それでも感動が湧いてこない・・・

やはり１回目のはじめての感動を味わってしまうと
それ以上の感動を期待しているからだろうか・・

色々考えた・・・

何気に・・

校長先生の話が終わる・・

来賓の挨拶では
市教育委員会の挨拶
市議会議員の挨拶
そしてＰＴＡ会長の挨拶が終わる

どの挨拶一つ取っても
子供達に対して
本気で向き合った言葉なんか感じられない。

ただの当たり障りの無いセリフを読みながらの棒読みが続く・・・

素晴らしいスポーツ選手の言葉や
素晴らしい歴史上の人物の言葉を引用して添えているだけで
そこにあなたはいない！
だから何なのさ？

子供達だってお客様だって
目の前のあなたを見て判断している。

その目の前の挨拶している人は
その高名な歴史上の人物の話をして
子供達にもそうなるように促すが、
正直言ってあなたはどうなのよ？
あなたはどうなんですか？
そんなに誇れる大人ですか？

知ったようなこというなよ！！！！

そんな上辺だけの言葉、
子供達のためでもなんでもない
ただの「形式」だけに過ぎない！

だからつまらないんだよ！
だから感動しないんだよ！

子供達に思い出を残してやろうと考えていないのがミエミエです。
子供達に感動を残そうと考えていない、
なぜ考えてあげない。

なぜ子供達の目線で考えてあげられない。
なぜお客様の目線で考えられない。

子供達もお客様も
大人の本音、我々の本音を聞きたがっている。

あなたが本音で伝えないで、誰が本気で聞きますか？

素晴らしい歴史上の人物の言葉や
スポーツ選手の言葉や
偉大な人間の言葉を振りかざしているだけじゃだめなんだ！

そんなもんは本当の教育とは言わない！全然伝わらん！

そこに自分という本音を入れると
人は感動し心動かすのだ！
話を聞いてくれるのだ！！

素晴らしい歴史上の人物の言葉に
自分の感じた本音や自分の失敗した本音を伝える
「だからみんなは私みたいにならないように！」って本音を言ってくれれば
生徒は反応する、人は話を聞く、お客様だって同じ。

あなた、自分が出来ていないくせに
知ったようなことを言うから子供は冷めるんです。
お客様も冷めるんです。

「形式」ばかりに捉われずに
本音本質を言えるように
我々ももっと「自分自身について」勉強しようと感じました！

勉強不足な人ほど「形式」に捉われるのかなあって感じました。