第２１５話　失礼ながらも国立福島大学教授と肩を並べて！？

福島県プレインキュベーション推進事業　
創業意識啓発フォーラム
福島県中小企業団体中央会主催　　福島県共催

創業や起業家の信条や理念に関心がある方や
これから創業・起業家を目指そうとしている方を集めての
アントレプレナーフォーラム福島会場で
佐藤勝人が基調講演をさせて頂きました。

その後に日本一のコンピュータースキルを誇る
公立会津大学の学生による素晴らしいビジネスプランの発表があり

国立福島大学の経済経営学類の西川教授と
私佐藤勝人の２人が壇上で肩を並べて
ビジネスプランを発表した若者に
教授と一緒に意見を述べていました。

こんな場違いな場所にいられるのも
実は２年前に会津喜多方で
セミナーをやらせて頂いてからなんです。

それもなんとも恥ずかしいきっかけは・・・

あの「社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった」の著者　
あのベストセラー作家の香取貴信氏の紹介だったのです。

彼は元ヤンキーつながりで私の弟分みたいなもので・・・

彼に会うといつも
「香取君は天使で俺は悪魔見たいな役回りだ！」
「香取君はビートルズで俺はローリングストーンズみたいな役回りだ！」
「香取君はロックで俺はパンクだ！」
「香取君は絶対数的で優位な感動路線！俺は少数派の毒舌路線！？」

こんなバカ話をしては
彼にはいつも「どこか紹介しろ！」ってよく言っていました。

ある日彼が「アニキのピッタリのところを紹介しておきましたよ！」って言ってきました。
彼がはじめて私にピッタリだと紹介してくれたのが福島県の会津でした。
よくできた素晴らしい弟分です。

そのセミナー当日、
初めて福島県中央会の江川さんと東海林さんに会いました。
人気絶頂の香取貴信氏から紹介された
佐藤勝人チラシの先生は本当に大丈夫なの？って
感じが２年前の初対面でしたよね。

私はそんなカッコ悪いチャンスを後輩からもらい
そんな出会いから丸２年・・

１発で会津の方々のハートを射止めさせていただき
おかげさまで福島県中を巡業させてもらい
本当にありがとうございます。

そんなありがたい席でふと想い出に浸り・・
それでも無礼は承知の上で
やっぱり佐藤勝人流の毒を少し吐かせていただきました！

一般的にＩＴビジネスというと
ほとんどが企業からの広告収入頼みに
なってしまっているところが不満です。

更に「商品はインターネット上で販売する」と発表すれば
すべてが「売れる」に繋がってしまうのも不満です。

その前になぜその商品は地元で売らないの？
その前になぜその商品は地元で売れないの？
その前になぜその商品は地元で愛されないの？

経営指導の経験上、地元で愛されない商品は
日銭が厳しくなってきます。

ビジネスプランにそんな話は野暮か？

更にアメリカ型起業と日本型起業の違いがある。

アメリカ型は会社を立ち上げるには
資金集めの為に素晴らしいプレゼンでハッタリかまし
投資家からお金を集める。
そして１日でも早く上場を目指し
軌道に乗ったら高値で即会社を売る。
そして大金を手にして
少し休んで鋭気を養い
投資家に転身するか
更に次のビジネスを立ち上げるか

それが起業家って言う発想ですが・・・

日本型の発想だと
起業とは資金集めではなく自分達の夢であり
起業したら一家の主であり
自分の会社をそう簡単には売りたくない・・
自分の魂＝会社なのですが・・

君達はどうしたいの？どうありたいの？どうなりたいの？
何で勝負したいの？何で稼ぐの？何で役立ちたいの？

最後に先生達！
ビジネスプラン発表のための勉強は勘弁してよ！
肝心のビジネスの中身もなければ魂も全然伝わらないよ・・

ただの発表のための発表じゃ本末転倒です。

しかし最後の最後の意見交換で
学生から起業に対する趣旨や熱い思いを聴けたのが
会場全員に伝わった一番の収穫でしたよね！

あの学生達の本音は
素晴らしい教育の賜物だと感じました！

先生達の現場事情も知らずに
勝手なことばかり言って申し訳ございませんでした。

今後ともヨロシク！