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第119話 学校教育と社員教育は全然違うよ!

学校教育と社員教育は全然違う!

学校教育は基本的に先生が
知っている知識の一部を
生徒に与えることにある。

永遠に生徒は先生を超えられないのが
学校教育かもしれない。

プロフェショナル育成の社員教育は違う。
具体的に教えた人の水準を
はるかに凌ぐプロ社員が生まれてこないと
会社も店も成長しないし、
それこそ社会にも貢献出来ないのだ。

何の考えもなかった普通の子達を集めて
基本姿勢から思想や考え哲学を
徹底的に教育することからはじまる。
会社や店での社内教育が可能なのは
この最初の基本的な段階だけだと思う。

社内教育といわれることの大半の部分は
教えられる内容の問題ではなく
本人達が自己育成できるような
環境づくりをすることと
本人に気づきを与え続けることしかない。

それにもかかわらず
社長や人事の担当者が
自分の知っていることを
懸命に教えているだけで
プロフェショナルが育つと思ったら大間違い。

教えた人=コーチを追い抜く能力を、
教えられた人=選手・社員が
自らの努力で獲得しない限り
強い組織を作っていく上で
必要なプロフェショナルは生まれてこない。

最終的に教育は本や資料だけではダメ、
人が教えなければ身に付かない。

そして、プロフェショナル育成の
社員教育予算は総人件費の10%を
教育費として予算に立てること
教育費を予算化することからスタートだ。

無駄な予算と考えカットすれば
目先の利益は誤魔化せても
プロフェショナル育成に力を入れていかないと
社員は育たない。

育てなければ、プロ社員は育たず、
組織も育たず、幹部も育たず、
業績は目減り・・下がる一方・・お先真っ暗!

だから、あなたはいつまでも走り回っているのです!!!!!!!!

教育を受けるということは
生涯現役で学び続けることにある。

社長・専務・常務・部長・店長になって
部下に教える立場になってから

変に自意識過剰になって
変に極めてしまい、
学ばない、勉強しない人が多い。

さらにプロ育成というと
どうしても若い人にばかりに目がいくが
社歴が長かろうが教育は永遠に続くのだ!

どうしても社歴が長いと
実践を避ける理論だけの幹部さんか
理論を避ける実践だけの職人さんが
多くなるのは教育の偏りだと思います。

教育環境を作り出すことで
教育し続けることで、
「実践があるから理論がある」
「実践と理論の一致」がプロ社員育成の極意です。

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この記事を書いたのは
佐藤勝人</br>Katsuhito Sato

佐藤勝人
Katsuhito Sato

日本販売促進研究所 代表取締役社長
サトーカメラ株式会社 代表取締役専務

「第119話 学校教育と社員教育は全然違うよ!」への4件のフィードバック

  1. シルバーラビット

    SECRET: 0
    PASS:
     
     今日のお話は来年度の事業計画立案の参考にさせて頂きたいと思います。
     特に「教育費を予算化する」は具体化したいと思います。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    金曜は色々楽しいお話しを聞かせていただきありがとうございました。
    さて、今回のブログも大変興味深く読ませていただきました。教える立場の人間が「教え子が自分を超える」ことを「嬉しい」と思わないと組織は成長出来ないのですね。多くの企業では「教え子が自分を超える」時、「出る杭」といわれてしまいます。それを打って引っ込めてしまうので、教える立場の人間以上に企業が成長できない。ゆえに、自分は教え子が自分を超えるのを心から喜べるような、そんな人間になりたいと思っております。

  3. SECRET: 0
    PASS:
    (^^)シルバーラビットさんありがとうございます。
    教育費は年間総人件費の10%までが良い。
    それを捻出するために何を削りますか。

  4. SECRET: 0
    PASS:
    (^^)ペイイチ兄さんありがとうございます。
    私からするとライバルではなく
    アソシエイトはみんな自分の子供みたいなものです。
    子育てみたいなものですね。
    自分の子供達を憎い親はいないでしょう。
    生意気に育つほどうれしいですね。

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