第６１３話　誰も気づかない怠慢な時間を改善させろ！

先日の個別訪問指導先で

営業部さんの業績改善の為に

営業部門の懐を抉り入り込んで

気づかされたこと！

一見コツコツと地道に仕事をしている

営業をしている

標準的な普通の社員さんは

不平不満を言うことも無く

意識的にサボることも無く

毎日毎日、日々真面目に

営業をし仕事をこなしてます。

それにも関わらず

成績が伸び悩んでいる・・

そんな標準的な普通の社員さんが

多くいることに気づかされました。

もちろん意識的に反抗して

意識的にサボって業績を上げない

一部の不逞な社員さんの扱いに悩むのもわかりますが

今回はその話は後にして。

今日は即効、業績回復を一番に考えさせていただきました。

営業の即効業績回復を一番優先に考えたら

不逞な社員を正す事が一番ではなく

その前に一番見落としている

一番のボリュームゾーンの

標準的な普通の社員さんの

改善を見落としているところが多いんです。

もちろん社員さんの営業能力を上げたいというのも

充分気持ちはわかりますが

営業能力の質の向上は同時進行でお願いします。

それよりもまずメスを入れるところは

標準的な社員さんの

１日の行動を徹底的に観察し

無駄な動きと無駄な業務作業と

無駄な時間を

そぎ落としてあげればいいんです。

一番の問題は

彼らも本来の仕事以外に

余計な作業や行動で

莫大な時間を使っているという

知られざる事実があることに気づいていないんです。

困ったことにはその上司やその回りの社員さんも

更にはその本人さんも

そのことには全く気づいていません。

その時間は意識的にサボっているとは言いませんが

意識的にサボっているのと同じ時間なのです。

そして真面目に仕事をしている

彼らには認識すら全然ありません。

これを怠慢な時間じゃないのかと私は思います。

もちろん彼らには

サボっているという罪悪感が全然無いため

営業成績が低迷している原因を

自分の営業能力の不足と思い込み

自分達では原因を探し出せないのが現状です。

もちろん上司やその回りの社員さんも

不逞な社員さんなら目立つのですが

真面目に仕事をこなす

彼らのこの怠慢な時間には全然気づいていません。

だから改善するのも大変なのですが、

昨日の一刀両断ブログ第６１２話でも言いましたが

営業の能力を向上させることだけが

業績をアップさせる方法ではないんですよ。

もちろん能力の向上は必要不可欠ですが。

それよりも

この怠慢な時間に

誰も気づいていないので

そのまま放置されていることが一番の問題だったのです。

この彼らの怠慢な時間を

できるだけ減少させてあげれば

それだけで十分に業績に変動が生まれました。