第６０７話　ＣＲＴ栃木放送「まるきん勝人塾」から！

２００８年４月より新番組

毎週金曜日午後２時３０分～午後３時

ＣＲＴ栃木放送にて

「まるきん勝人塾」がスタートしました。

その番組でのリスナーさんからの質問より

私は入社５年目の営業マンです。

この春の人事異動で

上司として私達の職場に来た先輩は

もう４０歳を過ぎていますが

同期の中でも随分と差をつけられている存在です。

本当に仕事をしません。

私の目から見ても「できない奴」です。

でも一応上司なので

命令はするし威張ります。

私は尊敬もできないそんな上司と

これから毎日毎日顔をあわせ

色々言われ

この人から評価されるのかと思うと

気が重い毎日です。

会社の彼への評価はどうなっているんでしょうか？

そして、どう考えながら私は日々を過ごしたら良いのでしょうか？

この春まで仕事に燃えていた若手営業マンより

番組内での佐藤勝人の即答シーンです。

「おまえは何を言っているんだ！」

世の中では、できない上司が普通であり

できる上司？なんていうのは殆どいないんだよ。

君は何を求めているの？

それよりも

君はチャンスだよラッキーなんだよ！

できない上司の下にいる時は

実は君はどんどん頭角を現すチャンスなんだ。

君はどんどん暴れて

今まで以上に業績を伸ばせば良い。

こういう時は、失敗したら上司の責任、

成功したら君のおかげだよ（笑）

また、一般的にできる上司の下にいる時は

特に営業の場合は良くあるのですが

販売力のある人ができる上司？

というように誤解されてしまう場合があります。

こういう場合は下手をすると

あなたの頑張りもすべて

できる上司の力として評価されてしまうので

あなたの力は埋もれてしまう場合が多々あります。

だから基本的には

できない上司の下の時の方が

あなたの力が評価されやすいチャンスなんですよ。

そして会社的には

あなたができる奴だから

「できない上司をカバーしてくれ」という

意味合いもあるはずです。

会社的にも

できない上司と

できない部下というコンビを組ませる

ということは殆どありません。

その辺はどんな会社でもお見通しのはずです。

また、入社５年目のあなたが思う

できない上司とはどういう上司なのか？

あなたが将来

できない上司にならないように

今あなたが思っているような

隣のできる上司からあなたは学び

今あなたができないと思っている

直属の上司をフォローすることが

あなたに与えられた

今の役目なのでしょうね。

くれぐれもあなたは

上司に対する嫌気から今の仕事を疎かにしないこと。

あなたもできない上司と一緒になって

できない部下に成り下がるのですか？

それではあなたの将来も

あなたの嫌いな「できない上司」と同じになっちゃいますよ。

あなたは今、与えられた

フォローの役目を全うすることで

次のステージが見えてくるはずです。

最後に一言

あなたの直属のできない上司

昔はできる奴だったはずの

できない上司からは何を学びますか？

ヨロシク