第７１２話　時には頑固に突き通す力も必要だ！

気前がいい人もいれば、ケチな人もいる

慈善家もいれば、偽善家もいる、

情け深い人もいれば、冷酷な人もいる

誠実な人もいれば、デタラメな人もいる、

勇敢な人もいれば、臆病者もいる、

機転の聞く人もいれば、ボサッとしている人もいる

礼儀正しい人もいれば、傲慢な人もいる

好き者がいれば、潔癖症な人もいる

正直な人もいれば、嘘つきな人もいる

頑固な人もいれば、柔軟な人もいる

素直な人もいれば、へそ曲がりな人もいる、

優しい人もいれば、怖い人もいる

落ち着きのある人もいれば、上の空な人もいる

会う人、会う人、

すべて百人、百者、百様。

同じような人はいても、同じ人はいない。

ここに上げた好ましいほうの性質を

すべて兼ね備えた人がいたら

どれだけ素晴らしい人だろうか？

だけど、この世の中では

そのようなすべてを善者の道に徹することなど

１００％無理である。

そんな人、見たことも無い、会った事も無い。

善い人にだけ徹した人など見たこと無い（笑）

だからと言ってそれで良いわけではない。

慎重に振る舞うことで深刻な悪評は極力避けること。

命取りになるような悪評は絶対に避けなければならない。

たとえ小さな悪評でも避けるに越したことは無いが

小さな悪評はそこまで気にすることはない。

そのために、非難されたら反省はするし、

もちろん見直しもします。

だからと言って

非難されてイチイチぐだぐだ落ち込んでいちゃダメなんだ。（笑）

ありとあらゆることを考え合わせると

今は美徳と思っていたことが

今後の命取りになったり

今は悪徳と思ったことが

今後の安全や繁栄につながったりする場合も多いんです。

普通の人は現在の美徳悪徳で判断し

自分が慈善者になろうとするのかもしれないが

それでは独善的な判断をしかねません。

目先の美徳悪徳だけで判断するな！

先を見据えて、相手のために、お客様のために判断しよう。

その判断が、後の会社のためになり、自分のためにも成るんです。

目先の私欲善欲に惑わされるな。

時には頑固に突き通す力も必要だぜ！