第６９８話　勉強不足は商談に露呈してしまう！

ある日の某社様の商談風景から気づく

大手メーカー担当さん「原油高の高騰により定価が１０％上がりました

　　　　　　　　　　　　　　よって仕入れ値も１０％上がります。」と言う報告で、

商品部バイヤーさん「ハイわかりました！

　　　　　　　　　　　　　いつからですか？

　　　　　　　　　　　　　それではスムーズに動けるように

　　　　　　　　　　　　　新仕入れ値をメールで送ってください」だって

なんて素直な？バイヤーさんなんだ。

なんてカモがネギ背負ったような商品部さんなんだろうか？（笑）

そして最後に一言、

商品部バイヤーさん「こりゃあ助かるわ、

　　　　　　　　　　　　　利益額と売上高は跳ね上がるねハハハハハ～」（笑）

そんなバカな胸クソ悪い商談光景ってありますか？

そんなメーカーとの信頼関係もクソもないだろう？

まずは、何で今年の春に製造した商品がこの夏に値上がるんだよ。

それならば原油が下がれば値下げするのか？

毎週毎週メーカー希望小売価格は変わるのか？

仕入れ値は毎週毎週原油価格と共に変動するのか？

俺たちはガソリンスタンドか？

騙されるなよ俺たち中小小売業。

そして、商談の甘いあなたへ

俺たちは命がけで商品を販売して

お金を手に入れ

その資金元手に次の商品を仕入れる

バイヤーは会社の代表で商品を買い付け

バイヤーが命がけで買い付けた商品が地域に出回る

それは販売した我々の店の看板を背負って地域に出回るんだ。

俺たち目利きが仕入れて、俺たち目利きが売ったら

その商品が調子良ければ自店のおかげで

その商品の調子悪ければメーカーの責任だなんていうのもおかしなもんだぜ。

その先は俺たち店の責任なんだ。

だから店の威信に掛けても命がけなのさ！

大手メーカーは勘違いして

自社のブランド力と言っているが？

そんなんで売れるのはほんの一部の限られた商品だけだよ（笑）

ブランド力だ！なんてって言ったって

ブランド力というよりも広告力と

量販店へのマージン力だけじゃないのかと思いますけど（笑）

我々の商談は大切なお金で

自店のお客様に見合う商品を見つけ出し

我々の意思を持って買い付けるわけだから

お客様の顔に、お客様への売り方に、

現場の販売力等々

色々考慮して判断して

命がけでお金を掛けて買い付けるのさ。

下手をすれば命がけの商談の相手は

大手メーカーの販売会社様で

一般論と数値と企業の論理ばかり押し付けられ

上司の顔色ばかり伺っているエリートちゃんたちばかりじゃないですか？

そんな響かない奴らと真剣に向き合って

俺たち命掛けられますか？

相手が上司の顔色ばかり見て商談しているんだから話にならん！

それなら上司を呼びつけ上司と商談すれば良いんです！

商談は戦場だよ

商談は命がけだよ

商談は真剣勝負だ

商談で勝負は決まる

御社のバイヤーさんも上司の顔色ばかり見てるのか？

中小のくせして

そんな真似をしちゃいけないところだけ

大手の真似しやがって（笑）