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第72話 「本音」と「好み」の区別がついていないだけだよ!

S社の鹿さんより

会社で一雇われ人が本音で話すためには
最終的には
「私はこの会社を離れても喰っていける」という
覚悟が必要なんですね。

よく、「本音で話せ!」とか
「ケンカは大事!」って言うけど、
やっぱりその会社に
食べさせてもらっているという
気持ちが強い人ほど・・・・、

そして、相手の気持ちを
思いやる繊細な人ほど、
自分のいる場所の
居心地にこだわるから、
本音は出さないような気がするのですよ。

その自信が無くて、
覚悟を持てないから、
あたりさわりのないことでお茶を濁したり、
本意でもないことを
口にしてしまったりするのだと思います。

ということは、
社員に本音を話させるためには、
「この会社を離れても喰っていける」っていう自信を
会社がつけさせてあげないといけない
っていう気がしてきました。

結局「本音で話させるしくみを作る」ということは、
「教育をする」ということなのかも。

博多の明太子屋の社長さんが、
講演で「自社の社員を、どこの会社でも使える
優秀な社員に教育することが経営の中でとても大切」
とおっしゃっていたんですよね、そういえば。

なーんて、
佐藤勝人の一刀両断ブログを読みながら、
「教育」について思う、鹿なのでした。

佐藤勝人談
鹿さんありがとうございます。

本音って
むやみやたらに
自己主張するわけでもないし、
ケンカすることでも無いし、
そんなに難しいことでは無いんだよ(^^)

鹿さんは「本音」と「好み」の区別が
まだついていないだけだよ。

本音の前に「好き嫌い」が邪魔をしているだけ。

会社に居れば誰だって
嫌いだけどもやらなければならない時もある。

それを本音で言うなら
「本当はマジで嫌いですけど、好きになるようにやってま~す。
 だって会社命令だからしょうがないじゃん!!」って
言えることが本音なのです。

本音とは自分に対する事実現象を
言葉で言うことなんです。
そうしないと相手に伝わらないんですよ。

それをお茶を濁したり
本意でもない言葉で
「00さんの為に好きだからやっているんです」なって
つまらないウソやデタラメを言うから
周りが勘違いするんですよ。

周囲だって本人だって
あなたが本音で言わないから
勝手に色々推測して
あなたもみんなも疲れるだけなのです。

自分のことしか考えられない人が
自分を守るために
勘違いして本音を言わないだけなんですよ。

相手の気持ちを
思いやる繊細な人ほど
キチンと本音で伝えてください。

それがみんなスムーズに進むんです。

まずは自分からだよね!

当たり障りのない本音から訓練ですね(^^)

私だって本音を言い始まって12年目ぐらいかな?
それまでは
いかに騙すか、誤魔化すか、お茶を濁すか、
それが世渡り上手だと思って・・・
疲れましたよ・・・・。

きっかけは、サトカメ4店舗の時に
ソニーの品川本社へ単身で乗り込んで
有名なお偉いさんを相手に
30歳の私が
口八丁手八丁で口説いていたら
ガキの戯言なんか聞いていられない
って怒鳴られた!

その瞬間私はそのお偉いさん相手に
ぶち切れて
「テメーら俺を舐めんじゃねーぞ」って
怒鳴り返して
本音で言ってやったら
そうしたら
凄く喜んでくれて、
受け入れてくれて、
気に入ってくれて・・・・

それから自分なりに
本音で言わなければ
頭の良い奴に負けると悟ったかな!?

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この記事を書いたのは
佐藤勝人</br>Katsuhito Sato

佐藤勝人
Katsuhito Sato

日本販売促進研究所 代表取締役社長
サトーカメラ株式会社 代表取締役専務

「第72話 「本音」と「好み」の区別がついていないだけだよ!」への4件のフィードバック

  1. シルバーラビット

    SECRET: 0
    PASS:
    家族つて本音を言っているようで以外に言っていません。
    ~我が家だけでしょうか?
    仕事の事になるとその傾向が強いですね!(>_<)

  2. SECRET: 0
    PASS:
    本音で言えないのは自分が傷つくのが怖いんですよ。
    自分を守るためにお茶を濁すんですよね。

    それは人間は傷つかないと
    気づきが生まれないことを知らないからですよ。

    人間って
    傷つけば傷つくほど
    気づきが生まれるんですよね。

  3. SECRET: 0
    PASS:
    私は本音を言う努力をし始めて3年経ちます。
    少しは良くなってきたと思いますが、それは周りの人の評価が必要ですね(^^)

    >自分のことしか考えられない人が
    >自分を守るために
    >勘違いして本音を言わないだけなんですよ。

    そうでした。
    周りの人の気持ちを優先してあげているようなつもりでいました。
    いまでもまだまだ「まぁ、いいか」が心の中に出てきたりします。

    >相手の気持ちを
    >思いやる繊細な人ほど
    >キチンと本音で伝えてください。

    顔晴ります・・・。

    そこに、本音を言える環境ってのもある程度必要じゃないかと思います。
     「もっと良くしたい!」と貢献意欲が持てるとか 
     お互いの意見を尊重する雰囲気とか

    え?、覚悟が足りない?

    そうかもしれません。
    失礼しました。

  4. SECRET: 0
    PASS:
    佐藤さん、ありがとうございます。

    私は前職で口八丁手八丁だったので、すっかり疲れ果てて、
    今の職場では本音志向でいっています。
    てことは本音を言い出して3年ですか。
    最近は若干薄らいできていますが。

    >当たり障りのない本音から訓練ですね(^^)

    そうですね。勉強&訓練!

    「好き嫌い」と「本音」をごちゃごちゃにしないこと。
    訓練して、本音を伝えられるようになること。

    私は「好き嫌い」ではなくて「本音」を言えているかしらん?
    反省、反省……。

    foxryo さんが書かれているように、

    >そこに、本音を言える環境ってのもある程度必要じゃないかと思います。
    >「もっと良くしたい!」と貢献意欲が持てるとか 

    これもとっても、よくわかります!
    カイシャで本音言うのは、やっぱり怖いです。
    相手がどう受け止めるか、次第だから。

    でも、相手にちゃんと伝わるように、
    考えて本音を言う訓練も必要なのかなぁ、と。

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