第６３１話　接客マニュアルは一切無いんです。

業務作業は誰がやっても同じにすること。

そして同じ時間に同じ場所に

同じように並べることが出来る。

完璧を教えることができる。

業務作業には完璧なやり方があり

みんなで統一できる。

だからマニュアルは存在する。

しかし、接客になると完璧なやり方など絶対に無い。

お客様が１００人いたら１００パターンの接客方法がある。

常に方法は一つではない。

それでも商品知識は

商品の内容は誰が教えても同じ内容のはず

商品の内容が変わらないので

商品知識は業務作業と同じで

どこで聞いても商品が変わらない限りみんな同じはず。

商品知識はカタログがマニュアルです。

意図的に自主的に

どんどん勉強し吸収できるように

仕組み化するべきなのです。

そして、お客様と商品をつなぐ接客法が

十人十色、百者百様

お客様の数だけ星の数だけあるということです。

その接客パターンの中でも

誰れが受けても

そこそこ自店で売れる対応ができるように

ある程度のパターン化するのが

接客パターンの標準化がありマニュアル化がある。

マニュアルとは自店の最低の基準であり

決して標準化とは最高の基準ではない。

会社側からすれば

「最低限これだけはやってくれないと店の品質が保てない」ということです。

そして気づいたのが

売ることができない人は

いくらこの接客パターンを教えても

なぜだか自分の売れないパターンから抜け切れず

わざわざ売れない接客パターンを

し続けていることに気づかされます。

売れない接客とは

自己中心的な見識で

相手のことを全然考えないんですね。

いくら頭でわかっても

実践練習をして体に叩き込まないから

気づいてみたら

今までどおりの売れない接客パターンに戻ってしまうんですね。

いつまでも昔のままを繰り返し続けてるんですね。

さらに悪い輩は、たまには売れるものだから

自分は正しいと思い込み

お客様が共感しないのだからしょうがないと思い込む。

そのうちいつかは報われるのだと思い天に祈って何も変わらない？

できなければできるようになるまで練習すれば良いだけじゃん。

できもしないくせに練習もしない奴に

いつまでたっても報われるはずが無いじゃん。

あなたは何を守り続けているのだろうか？

なぜあなたは自分の売れない事実を認めないのか？

なぜあなたは売り方を変える練習をしないのか？

君は新しい歌を覚える時にどこで練習する？

君が歌を覚えるのと同じだよ

一人で声を出して車の中で歌うだろう？

同じだよ

毎日できるようになるまで車の中で大声出して練習しろよ！

実は笑い話で

昔サトカメ接客マニュアルを作ろうということで

頑張りすぎて

私の基準で

最高の接客法をマニュアル化してしまいました。

笑っちゃうのが

最高だから

仮にも、その通りにできれば最高だが

誰も真似できない最高なので

誰にもできない

最低のマニュアルを作ってしまったんです（笑)

もちろん作って満足で一切浸透せず？

活用せずに終わってしまいました・・・・。

だからいまでは最低限の接客パターンぐらは徹底していますが

そこから先は

多種多様なお客様のことを考えて

お客様は誰でも

多様な考えや好みや習慣を持っています。

私達は、それを当たり前のこととして受け入れ

そんなお客様の多様性や変化に対応できるように

常に現場で察知しながらの柔軟性を大切にしています。

だから県内のサトーカメラスーパーカメラセンター、

サトーカメラ、サトカメスタジオ、

サトカメｍｉｎｉ、サトカメフォトショップ

計１８店舗１５０名のアソシエイトには

今でも接客マニュアルは一切ないんです。

いつも接客は生本番

目の前のお客様を

サトカメの理念の下、

自分達の意思で自分達の判断で動いています。

だからエキサイティングなのかなあ？