第５４３話　ひとりで勉強していないでみんなで勉強しようよ！

某商工会議所様でのセミナーで

事務局の方が

今までのセミナーで

一番若い先生を呼んだといってくださった。

出席者の方々が

会議所幹部の年配経営者様が多いので

確かに私みたいな男は失礼に見えることでしょう。

ということで

一発目から吠えさせて頂きました。

特に年配の経営者様には

戦後の工業国日本はどうしても

大手メーカーや大手企業の軍国主義？に

憧れるのはわかります。

しかし、その短所は

「兵隊」又は「奴隷」の大量生産だったと思います。

そのおかげで「仕事＝同じ仕事なら簡単な方が良い＝何も考えないでいい＝時間給」

そして、楽しみはお休みの日という

それが普通？

そんな若者ばかりを育成しているようにしか見えません。

普通の人間は

優秀じゃないから優秀じゃないのが悪い？とでも言いたいのか？

偉い先生から

トヨタだの松下だのイオンだのユニクロだの

日本の政治経済だの

そんな話聞いてどうするの？

あなたは何万人何千人規模の会社を作るのですか？

作りたいのですか？作れますか？

優秀な経営者である

あなたはいくら勉強熱心でも

現にお客様を相手している子達は

しらけているのが現実です。

私の同志、工藤出版事務所のブログ

２００８年２月１３日号「教育の話」に

丁度、良い文面が掲載されていました。

一部抜粋

軍隊式の教育、

戦前の教育は戦後の規格大量生産時代に、

偶然、たまたま、ぴったり合致した。

「想像力より、調和力」

その意味で、戦後と戦前は地続きという話、

1970年代に、マスコミが、受験戦争だと騒いで、

それにつられてゆとり教育が始まった。

30年たってそれは間違いだったという。

マスコミの言うことを聞いて、

ナベツネさんみたいな論説員の言うことを聞いて、

世の中良くなった試しはあるのかい？

1970年代頃は、まだ規格大量生産時代の末期で、

求められる人材は、

勝手なことをせずに、

間違わないで作業する、という素養？だった。

「工場の生産に合う人材」

詰め込み教育式のチャンピョン、

東大生が官僚になって、

さんざん国を誤ってきた？

教育、教育、教育、教育。

教育しだいで、国も、会社もゴロンと転ぶ。

教育、教育、教育、教育。

ゴールがないのに、どうしたらいいかわからない。

戦前からの、詰め込み軍隊方式が、

戦後、たまたまよくいったから、

なおさら能動的に考えられない。

どんな国にしたいのか、

どんな会社にしたいのか。

それがなければ、

どういう教育をすればいいのかわからない。

「こういう会社にしたいから、

　そのために、

　あたなにはこういう人になって欲しい。」

現場に行くたびに、

「働いている子たちは、別に店に来たくてきてるわけじゃないんです」という話を聞く。

「誇りが持てないですからね、この仕事には。」

教育、教育、教育。

でも、最大の教育は、

「教育のあり方、やり方」、以前にある気がするが。