第３１５話　俺達はたとえ資本で負けても、人の質で勝たなきゃ！

今日は茨城県の水戸市の卸売市場で個別訪問指導です。
昨日は日立での自動車販売会社様での指導後
あまりにも頭痛が激しかったので
そのまま水戸市に入り適当なホテルを探し泊まることにしました。

私は国内の場合どこへ行っても
予約無しの飛び込みで宿泊するようにしています。

もちろんビジネスホテルやホテルも
個別でいくつか指導しているので。

そこで学ぶことは顧客満足やリッカールトン式を勉強している
ホテルさんも多いので
ホテル側の勉強の具合や
ホテル全体での顧客満足実践の腹に落ち具合を
対応の仕方から毎回学ぶんです。

それは予約されているものを
キチンとこなすのレベルは当たり前
予定外のお客様の行動に本当に
顧客満足に徹しているのかが楽しみなんです。

そして今回水戸駅南口にある素晴らしいホテル「レークビュー水戸」様に
夜９時過ぎに飛び込みお泊り！
すると素晴らしい駐車場の案内係
素晴らしいホテルマンのカウンターへの案内
私が一言「予約していないけど部屋空いてますか？」
最高の笑顔で「少々お待ちください」そして３秒後に
最高の笑顔で「お部屋のご用意が出来ます」
私も最高の笑顔で「ヨロシク」

そして宿泊料金はこの立派な対応
この立派なホテル施設にして
大都市ならなら間違いなく１泊２万円弱するだろう・・

しかし想像を絶するビジネスホテル並の破格値に
更にビックリの満願笑み。
部屋の設備も広さも対応も最高でした。

この佐藤勝人の経営一刀両断の
「第３０８話　さくらんぼ介護日誌の村上和之氏と語り合った！」でも紹介した。
奈良上陸の時に実は裏番外編で
奈良温泉旅館事件があったことを思い出しました！

奈良県は王寺辺りの山の上のキチンとした温泉旅館へ
夜１０時に飛び込みました！
私はいつものように「予約していなけど部屋空いていますか？」
受付カウンターの方は笑顔も無しにビックリした顔で
「部屋は空いているけど今日はもう終わった！」
私は宿泊を希望したが、
しかし、従業員が居ないから泊められないという。

従業員が居ないから泊められない？

お客は困っているぞ？こんな山の上、泊まるところ無いぞ？

心を入れ替えて
おもてなしの素晴らしさを武器にした
もう一軒あった高級温泉旅館へ安心して飛び込んだ！
女将さんらしい素晴らしく礼儀正しい振る舞いの方に
間違いなく勉強されている旅館だと思い安心しました。

そして私は「予約していないんですけどお部屋空いていますか？」と、
丁寧に声をかけました。

すると笑顔で私を上から下までチェックして一言
「今日は終わりました～」
そして最高の笑顔で「うちは宿泊がメインじゃないので泊まれませ～ん」
更に最高の笑顔で「うちはお食事をしてもらって泊まってもらう旅館なので～」
更に更に最高の笑顔で「あと、従業員も帰していないから泊まれませ～ん」
なんて気持ちよく笑顔で言いやがった。

そして看板には「おもてなしとくつろぎの素晴らしさを自負する内容」
こんな程度が最高のおもてなしか？

私はもう一度笑顔で泊めていただけるようにお願いした。

するとムッとした顔でフロントに入ってしまった。
そしてフロントからオヤジが出てきて
「部屋は空いているけどもう従業員を帰したから泊まれへんのや！」

おもてなしって何なんだ？
顧客満足って何なんだ？
従業員従業員ってお前がいるだろう？

まだこんな笑顔のレベルを顧客満足って思っているのかと思うと
ホテル業界まだまだ勉強する余地有り。

ホテル業界はすべてを施設設備ハードに
１００％頼りすぎているから中小は資本力で負けてしまうんです。

お客をバカにするのもいい加減にしろ！

しょうがないから奈良市内に戻って
１１時過ぎに日航ホテルに行き笑顔ですんなりと泊めて頂けました。

顧客満足の上っ面ばかり勉強していないで
もっと勉強せいよ！個人零細中小企業！！！
俺達はたとえ資本で負けても、人の質で勝たなきゃ！