第２７２話　母性のやさしさだけを求めるんじゃないよ！

コラッ！甘ったれてんじゃないよ！

母性のやさしさだけを求めんじゃないよ！

「どう？大丈夫か？」

「手伝うか？」

「可愛そうに！」

相手のことを思いやる気持ちはもちろん一番大切だ

しかし、あなたはそこまで部下に対して
思いやって責任感じて
そんな言葉を投げかけて行動しているのか？

そんなことはないだろう！

目先の気の利いた言葉だけが優しさではないことも教えろよ！

私は男性でオヤジだから言わせてもらうが
父性のやさしさとは
３年後、５年後、１０年後、２０年後を見据えた
相手に対する成長と希望と想いから
相手に対する言葉を選ぶんだ。

だから現状を見据えて
事実を見据えて未来を考えて
あえて厳しく言う時もあるよ。

だって「人は傷つかなければ、気づきは生まれない！」
だからしょうがないんだよ。

気づきが成長させるわけだから
相手に気づかさせるためには

相手のために
傷つかさせながら気づかさなきゃ。

だからテメーコノヤローって怒鳴る時もあるさ。

ぶん殴る時だって蹴りいれる時だってあるさ。

非情な人事異動だってあるよ。

勉強不足な部下にとっては
あの野郎って恨む奴もいるだろうよ。

無理難題に聞こえる時もあるだろうよ。

しかし、その根底にはすべて
３年後、５年後、１０年後、２０年後の
あなたの明るい未来
あなたの成長を一番に考えているんだ。
だから言葉を選んで行動していることを知れ！

あなたも上辺だけの
目先の優しい言葉ばかり投げかけていないで
その場しのぎの優しい言葉ばかり投げかけていないで
もっとしっかり部下を育成しろよ！

部下の将来があなたの将来なんだから
あなたの将来が家族の将来なんだからね。

自分が男なら父性の愛情で指導するしかないでしょう？

無いものねだりの男が
女性から学んだ母性の愛、無償の愛を
いくら真似ても所詮、俺達は男だよ。
所詮オヤジなんだよ。

たとえ部下が女性でも男性でも関係ないよ

自分は所詮、男でしょう、オヤジでしょう？

女性の持つ母性愛は
男のレベルを遥かに超越した
すべてを許す大きなやさしさなんだ。

それを男が真似そうとするから
勉強もしない部下が甘えてくるんですよ。

もちろん指導する
教育のレベルや目線はいくらでも相手に合わせるが

その前に自分は男で父性であることぐらい知れよ！