第２３９話　もっと頑張れとは言わない、ここを変えろと言っているだけだ！

売上げを上げるのに努力して上げてきた人は
努力に頼り、そして努力に逃げます。

あなたにとって努力って何ですか？
まじめに、日々、コツコツと？
そんなことは努力とはいいません。
だから何年たっても変わらないんです。

接客が得意な人は
接客に頼り、そして接客に逃げます。

あなたにとっての接客って何ですか？
お客様と話すこと、商品を説明することですか？
だから何年たっても変わらないんです。

努力は悪いことではありません。
接客が悪いことではありません。

接客が得意な人は接客に溺れ
努力家を自負する人は他愛も無い努力に溺れる。

売上げ上げるってそんなに難しいものではありません。
一人一人の客単価を１０％上げるだけでも十分です。
又はお買い上げのお客様の数を１０％増やすだけで
１１０％アップします。

商品構成や売場つくりを勉強すれば
難しいことではありません。

ならば、
あなたの店の売場の一等地には何がある？

基本的にお客様が一番通る場所を
売場の一等地と言い
そこにどんな商品を並べるかで客単価も
お買い上げ客数も変わります。

お客様の数×客単価＝売上高になるわけですから。

売場の一等地は
「自店で一番売れ個数が多い商品＝買うお客様が多い＝客数が多い」
商品で攻めることです。

単純に
その商品を売場の一等地でボリューム展示することから始めよう。
そして今までの３倍売ることにチャレンジしよう！

伸びている商品、インストアシェアの大きい部門を
２倍でも３倍でも売るから
売上げに影響されるわけです。

ところが伸びない店は
売場の一等地に、なぜか商品が無い？
売場の一等地に、なぜかPOPだけ？
売場の一等地に、なぜか在庫処分品？

売る商品が無いんです！
自店で売れ個数が多い商品が無いんです！

間違った努力家は
自店で一番売れない商品を
一生懸命売ろう努力をします！

その間違った努力と
その間違った商品選択で努力します。
そして接客に力を入れるから
お客様が減るのは当然です。

「もっと頑張れとは言わない！」
「ここを変えろ！」と言っているだけです。

わかったら売場の一等地のその商品すぐ変えろ！
そして、すぐ変われ！