第８４話　商業高校でオヤジの戯言・・

春先ある商業高校で
就職セミナーをやらせていただいた時の
感想文を遅くなったが
先日読まさせていただいた！

その中から・・・・・・・

「好きなことをやれ、好きなことをやれ」って
お父さんやお母さんや学校の先生や
みんなに大人に言われ続けてきたけど・・・・

「何が好きなのかがわからない・・・」
「将来何になりたいのかなんてわからなかった・・・」
「夢だって別にないし・・・・」
「社会に出る・・・わからない不安だった・・・」
「わからないから大学へも行こうと思った・・・」
「今更好きなことって言ったってプロ野球選手なんてなれないもん・・・」

しかし、私はセミナーを聞いて働く気になった！

この一言が効いたらしい

好きなこととは
例えば君は
マクドナルドのハンバーガーが好きだ
好きだからといって毎日そればかり食べていたらどうなる？

体壊すだろう！

何でも同じだ！

まだまだ１７・１８のガキ、
食べたことも無いものや
知らないものもたくさんたくさんあるある。
嫌いなものや
食わず嫌いもたくさんたくさんあるだろう。

しかし体の健康や成長を考えたら
好きなものだけじゃダメ！
たとえ嫌いでも色々食べないとダメだよね！

そうすると
嫌いだったと思っていた仕事でも
何十年も続けていれば
勝手に他人より上手になっちゃって
勝手に得意になっちゃって
得意になると
勝手に好きになっちゃうんだよね。

今のうちから
狭い見識で
狭い目標を持って
自分の好きなことしかやらないで
自分の世界を狭めると
殆どの人は
相手のことを考えられない
狭い人間になっちゃうよ！

野菜も果物も肉も魚も穀物も何でも食べて
何でもチャレンジして
もっと自分を成長させて
新しい自分を見つけようよ！

好きなことをやれるのは
好きなようにできるようになってくるのは
そんな経験を積んだ４０歳過ぎてからかなあ・・・

相変わらず
明確な目標も
明確な夢もないフラットな自然体の私・・

見識が狭いうちに
明確な目標や明確な夢を持つから
挫折もするし
夢破れ目標を失うのだとも感じる。

私の人生
カメラ屋になりたくて夢を見たのでもない・・・
経営コンサルタンのになりたくて夢を見たのではない・・・
コピーライター・・・
デザイナー・・・
コメンテーター・・・
チラシプロデューサー・・・
経営者・・・
出版・・・
講演活動等々・・・
そんな夢なんか見たこともない・・・

ただ瞬間瞬間を対等に対話し
すべてを受容し、
断らずに出来る範囲で引き受ける
ただそれの繰り返し・・・

だから好きなことやはかない夢で悩むよりも・・・

「やりたいように出来る」方が幸せだと感じた。
好きなことなんてイチイチ探さなくても
夢なんてあわてて見なくても
経験を積んで４０歳も過ぎて
やっとおぼろげな夢を見られはじめたよ・・・・・

だからギスギス無理して夢を見る必要もないし
ギスギスして無理して目標や計画を立てる必要も無し。

そんなオヤジの戯言が心に響いたらしい。

学生達は
好き嫌いなんていっていないで
嫌いだと思ったタイプの仕事でも
なんでもやってみようと思った！だって。

そう考えたら社会で働きたくなった！

「これから社会に出て私は何が得意になって
何が好きになるのだろうか！楽しみです。」だって。

好きなことしかやっていないと人間力が狭くなるね
好きな人としか合っていないと人間力が浅くなるね

商品力＋人間力＝自店の商品価値