「強さとは自分を極めること」
自分に弱さがあり
そこを蓋して生きているうちは
いくつになっても弱いまま
その自分の弱さ
短所、欠点、弱点を
自分が認め克服したら
最強の武器に生まれ変わるわけだ
私は16歳の頃から
難聴だった
だから「ひそひそ話」ができない
そのお陰で陰口を叩くことが
できなかった
全体的に聞き取りにくいのと
聞こえない音がある
それでも
お客さんを相手にする接客から
仕事をスタートさせた事自体が
短所・欠点・弱点を
誤魔化して生きていなかった
私の聴力レベルとは
映画館で観る日本映画は
聞き取りにくいので
字幕の洋画しか観られない
だから
講演やセミナーも聞き取れない
舞台もセリフは聞き取れないから
ミュージカルが良い
全てに字幕が欲しい
相手の話を聞くには
普通の人の3倍5倍10倍と
全神経を集中させる
それでも聞き取れない
聞こえない音域がある
例えばア行は聞こえるけど
サ行とタ行は聞こえないという感じ
だから相手の話し声は
「あ○○の講○はた○○○ですね」
という感じに私の耳に入ってくる
その聞こえた文字を組み合わせて
相手の表情と前後の流れを察知して
瞬時に解読する
言葉だけに頼らない
洞察力を身に着けた
しかし、もう一つの難点は
聞こえなければ良いのだが
「サトウ」が「カトウ」というように
違う音に聞こえるから
聞き間違えが多発するわけで
聞き間違えれば
考える元から間違えるので要注意
勿論、文明の利器
補聴器は何度も
チャレンジしましたが
確かに補聴器を使うと
聞き取りやすいのですが
私が話す場合
自分の声がうるさく聞こえるので
すごく小さな声になってしまう
1度セミナーで
声が小さくて聞こえません
と言われたのには笑えた
だからと言って
少しでも声を張り上げると
ハウリングを起こしたように
大音量で鼓膜がハチキレそうになる
それを繰り返していると
今度は今まで聞こえていた音までが
その大音量まで達しないと
聞こえないようになってくる
脳がどんどん補聴器の
大音量に慣れてしまうので
前よりも聞こえない耳になってきた・・・
話を聞いているだけならば
別に構わないのですが
私が話をするときは
補聴器を外さないと
熱量が伝わらないので
話す時は補聴器を外すことを
繰り返していました
結果的に
私自身が補聴器が無いと聞こえないという
依存症になっていることに気づかされた感じ
言葉の端々まで
聞き取れるようになりたい
という思いが強かったわけだ
それは
今まで私はこの難聴のせいで
「何度言ったらわかるの?」
「お前に話しても無駄!」
「この人に言っても聴こえてないから」
それはそれは
数知れないくらい笑われ
星の数ほどバカにされてきました
とにかく「耳が聴こえない」ことが
言葉を理解できないバカと同じ扱いを
ズーッと受けてきた
そういう屈折があったのでしょうね
よく考えたら
以前の洞察力を生かして
話を聞いたほうが
言葉を超えて
相手を察知できる
最強の能力を手に入れたのに
私はそのハンディから
克服して身につけた最強の能力を
自分が認めきれず
皆と同じように
普通になりたがっていた
その弱い自分に気づかされた
強さとは自分を極めること
誰にでも自分に弱さがあり
そこを蓋して生きているうちは
いくつになっても弱いまま
そういう自分の弱さを
スルーして生きているから
いつまで経っても弱いんだよ
その自分の弱さ
短所、欠点、弱点を
自分がハンディを克服したら
それが最強の武器に
生まれ変わるんだよね
ヨロシク
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この記事を書いたのは
佐藤勝人Katsuhito Sato
日本販売促進研究所 代表取締役社長サトーカメラ株式会社 代表取締役専務
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