「勝人さんは講演前にどういうルーチンをされるのですか？」と、よく聞かれる。

「勝人さんは講演前に
どういうルーチンをされるのですか？」
と、よく聞かれる。
 
 
超一流選手がよく言う
試合前の
自分ならではの儀式
 
 
代表的なのが
イチロー選手のルーチンに
私たちビジネスの世界でも
2000年代に話題となった
集中力を高める儀式
 
 
私も真似して取り入れようとしたけど
即辞めたことを思い出す
だから今でも私にルーチンは存在しない
 
 
誰にでもフラット
誰にでも平常心
誰にでもベストを尽くす
 
 
そのために
ルーチンを取り入れたはずなのだが・・・
では、なぜ辞めたのか？
 
 
それは相手の都合で
ルーチンができなかった時
ルーチンができなかったことに
不安に感じる自分がいたことだった
 
 
その時でも結局は
自分の中で盛り返したわけで
そう考えたら
ルーチンなんていう
自分の中の儀式というのは
逆に囚われになる
 
 
ならば
無いほうがイライラ来ない
それよりも
どんなタイミングでも
どのタイミングでも
常に自然体
そういう自分を作ろうと
決めたからだ
 
 
思い起こせば
ガキの頃
私の師匠である
少林寺拳法宇都宮東道院の
束花一郎先生に
「喧嘩の前に準備体操なんてする奴いるか？」
「準備体操なんてしていたら
相手は勝ち来てるんだから
その間にやられちゃうよ
どんな時でも瞬間的に
動けるようにしなさい」
という言葉を思い出した
 
 
それは
「有事はいつ起こるかわからない
普段の生活の中で常に整えておけ」
という意味だ
 
 
そう考えたら
ルーチンは準備体操と
同じだと気づかされた
 
 
例えば講演会場に行ったら
ホワイトボードが1枚しか用意できなかったとか
マイクが無いだとか
ホワイトボードがなく黒板でチョークだとか
90分ではなく60分だとか
室内ではなく外だとか
水もお茶も無いだとか
参加者が経営者ではなくパートさんだとか
参加者がたった1人だとか
 
 
それは私にはどうにもできない
相手さんあっての仕事だから
 
 
どんな状況でも集中を切らさず
即座にその状況を察知し受け入れ
その中でベストを尽くす体制を整えている
 
 
だから私には
ルーチンが要らないんだ
 
 
 
ヨロシク