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佐藤勝人のブログ・一刀両断

行き過ぎたリスクマネジメントには参った、災害時には店の役割が変わるんだよ。

JR東海は全面終日ストップ
岐阜で足止め
行き過ぎた
リスクマネジメントには参った
 
 
ならば絶好の現場視察と思い
岐阜駅構内を探索
なんだか知らないけどオール臨時休業店ばかり
最悪なのはスーパーマーケットの
成城石井までも閉まってた
 
 
営業していたのが流石の
緊急配備マツキヨと
駅前の地場スーパーが営業していた
飲食店はマクドナルドとすき家だけ
そこで商業の世界における
災害対策について考えてみた
 
 
我々商業の世界における
災害対策というのは
地域での役割を放棄して
終いには地域住民を放置して
店を閉めることではないですよ
 
 
ましては今回の私みたいな
出張難民にとっては
交通網の拠点でもある
駅構内や駅周辺が
唯一の避難場所なのにね
 
 
しょうがないから小雨のパラつく中
駅構内を出たら
駅前ビルの1階マックが輝いていた
温かいコーヒーを飲みながら
災害避難待機できるなんて
店が災害時の避難場所という存在に
成り代わっていたのだ
 
 
私は出張先で足止めを食らったから
自宅に帰れない難民ですよ
ホテルはここぞとばかりに
私のような難民相手に
通常の2倍も3倍も値段を釣り上げ
慌てて午前中に宿を確保したら
午後から値が下がり始めていた
 
 
やっていることが
経営理念やホスピタリティだの
おもてなしだのと
言っているわりには
肝心の料金システムが
災害時に客の足元を見て
商売している感じだよ
そこの対応ヨロシクって感じ
 
 
話は戻るが
普段は遊行遊技の
「楽しい」店だったとしても
災害時に必要な商品を
1品でも扱っている店は
「地域店」としての役割が生まれます
だから必ず店を開けること
地域のために店を開けること
 
 
災害時における私たち店の役割は
売上でもなく
効率でもなく
そのたった一人のお客さんにとっては
生死に関わる場合があるということ
だから店を開けよ!
 
 
それこそ
情報社会になったのだから
従業者の安全第一を確保しながら
台風情報を共有し
地域に役立つこと
 
 
行き過ぎたリスク回避の根本が
自社のリスク回避であるということ
自社のリスク回避と
自社の効率重視の体制を
従業員を大切にするみたいな
言葉に変えることが
実に気に入らない
 
 
わかりやすく例えるならば
警察官や消防士が災害時に
従業者の安全第一だからと
休みにするのか?ということ
我々の仕事だって
地域での役割があるのです
 
 
地域店が災害時に地域での役割を放棄し
「災害時みんなで休めば怖くない」
店の存在意義が薄れるばかり
 
 
今回の出張難民経験が
マクドナルドでの
災害時避難体験を得て
店の在り方が
もう一つも2つも
あったことを知った
 
 
 
10月16日
とやま勝人塾IN黒部
事務局/フォトサロンドン
 
 
10月23日
とちぎ勝人塾IN宇都宮
事務局/日本販売促進研究所
協力/栃木県商業界同友会
 
 
11月2日
中国輸出入商品交易会視察セミナーIN広州
事務局/日本販売促進研究所
協力/想道美留貿易(上海)有限公司

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この記事を書いたのは
佐藤勝人</br>Katsuhito Sato

佐藤勝人
Katsuhito Sato

日本販売促進研究所 代表取締役社長
サトーカメラ株式会社 代表取締役専務

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