第４７話　院長先生は君の店で頼むよ！

８月３０日から頭痛が続き１３日目に突入し
やっと昨日頭痛が取れました！
途中に病院３件ハシゴ（＾＾）

そんな中での出来事だったのですが
病院が休みのところを
開けてもらって診察してもらった時の話。

そんな病院の院長先生は休みの時になんだよ！
っていう感じの対応だった。

そして、私の保険証を見て

あれッ、先程、サトカメ行って
デジカメを探していたんだよ。という院長先生。
私は旧タイプのＡ機種が欲しかったのだが・・・。
新型が発売になったのでもう在庫も無いと言われた・・・・。

と、言ってきた。

佐藤「なぜ！？院長はその旧型が欲しいの！？」
院長「色々自分なりに調べた結果だよ！」と言ってきた。

佐藤「院長！何撮るの！？」
院長「自分でデジカメについて調べた書類を持ってきて
　　　　聞いてくれるか！と言って延々とナンタラカンタラ・・・・」はじまった。

佐藤「わかりました！スグ手配します。見つけ出しますよ。」

だって院長先生の本心を知ったら
それに変わる機種など無いことを知った。
何が何でもその機種を探し出さないと！

すると、院長先生の態度は急変した！

院長「あ、ありがとうございます。」

佐藤「それで院長！なんでそこまで調べ抜いたのよ！？」
院長「実はこの写真を見てくれませんか！変なラインが入ってるでしょう！？
　　　　佐藤さんには悪いが、
　　　　以前、家電量販店で買ったデジカメなんだけど写りが悪くて・・・・」

チョッと待ってよ院長、私はプロだよ！
写真１枚見れば何が悪いのか一目瞭然だ！

佐藤「これはカメラのせいじゃないよ、
　　　　プリンターですよプリンター！
　　　院長先生プリンター見せてよ！」

案の定プリンターの目詰まりも含んだ
ローラー部分に原因ありと判明した。

佐藤「修理した方がいいね。」
院長「サッ、サスガですね！佐藤さん。」

佐藤「院長先生、仕上がり写真の不具合の原因は
　　　　デジカメじゃないから、デジカメは見つけ出さなくても良いね！」

院長「いやいや、それはそれで、別に使うので
　　　　先程のデジカメは頼むからお願いします。」だって。
佐藤「それは、それは、ありがとうございます。
　　　　それでは次回３日後また頭痛を診察してもらいにまた来ますから
　　　　その時までに必ず見つけだして、院長が欲しかったデジカメ持参しますよ！」

院長「わざわざそこまでしてもらってありがとうございます。」

そして、３日後

院長先生がわざわざ病院から出てきて
心躍るように小走りで駐車場まで
私を出迎えしてくれた！

佐藤「院長先生のデジカメ用意しましたよ！」
院長「ありがとう！ありがとう！本当に助かりました！
　　　わざわざありがとうございます。」

佐藤「いえいえ！それより私の頭痛、診察してもらえる！？」
院長「あッ、はい、診察させていただきます。」だって。

それから診察後

院長「あの～、荷物になって申し訳ないのですが・・・。
　　　　先日見てもらったあのプリンター、
　　　　実はこれも某家電量販店で買ったのですけど
　　　　やっぱりサトカメさんで修理してもらえないですか～。」

佐藤「ありがとうございま～す」

院長「つまらない所で買っちゃって失敗しました。
　　　　やっぱり、サトカメさんですね！
　　　　最初からサトカメさんにするべきでしたよ。
　　　　本当にゴメンなさい！」だって。

佐藤「いえいえ、これからですから院長！
　　　　これから充分付き合ってくださいね。」（＾＾）

帰り際、
院長先生と奥さんまでもが
わざわざお見送りまでしてくれて
これからもよろしくお願いしますと
深々と何度も何度も頭を下げられた。

な～んか、
顧客感動の本質って
言葉使いや礼儀や笑顔でも
なんでもないんだな～って感じた瞬間だった。

お客の問題を瞬時に見抜き解決し
お客の期待以上のことをしてあげることだよね。
お客の期待以上って別に大そうな事ではない。
お客のしてもらいたいことを先にしてあげるだけの事なんだけどね。

出来ないことは約束しない。
出来ることを先にやってあげるだけ。

ただそれだけでお客様は勝手に感動してくれるということは
気の利かないサラリーマンが多くなったということだよね。

今の時代、余計なことをしてクレームをもらうよりは、
余計なことはしないでクレームをもらわない方が利口なんだろうが、
それでは間違いなく賢い知恵はつかないよ。

余計なことと、気が利くことは紙一重だと思うけどね！

サトカメ屈指の販売王　鈴木店長
最近余計なことはしなくなったが・・・・小利口になったか！？

院長先生は君の店で頼むよ、
お客の問題を瞬時に見抜き解決してくれよ！

君の得意技だったよね（＾＾）