即戦力、即戦力、使える部下、即戦力じゃないと使えない!
なんて大層なことをいいやがる経営者が実に多い多い!
だがチョッと待ってよ!
あなたにとっての即戦力って何なのよ?
それでは、どこから即戦力が生まれるの?
そうやって我々は育てることを忘れて、
教育にお金を足すことを忘れて、
自社だけがいかに楽に簡単に
お金を稼ぐかかばかりを考えていやがる。
確かに即戦力を入れることによって
一瞬はカンタンに稼げても、そんなの一瞬の話だよ!
確かに即戦力を集めれば、繁盛店なんてスグ作れるよ。
しかし、それを永続的に継続させられるのか、
次へ出店をする拡大路線を狙うのか、
そんなことはどちらでも好きな方向へ進めば良いと思うが。
どちらにしても成長しなければ継続も、拡大も出来ないよ!
と、言うことは永続的に即戦力を集めるのか、
それとも自社で育てる環境をつくるべきかに尽きる。
どこの会社だって永続的に即戦力を集めている、
そんなところにお金を使っている暇があったら、
今すぐ人件費の10%は教育費に当てるべきです!
人件費を10%カットしてでも、
自分の給料をカットしてでも教育費を捻出し、
社員に教育を与えない限り
社員は自然に成長なんかしません!
自分の子供を学校へ通わせたり、
塾に通わせたり、
ピアノを習わせたり、スイミングスクールに通わせるのと同じだよ。
誰だって勉強することによって能力を身に付け成長するわけだ!
自分の子供にはそんなにお金を使っているのだから
自分の子供以上に稼いでくれる
かわいい部下にも自分の子供以上に教育を与えないと・・・・・・・・・。
色々なセミナーへ参加させるも良し!
もちろん部下にとっては他流試合に行くようなものだよ。
または、経営コンサルタントを雇って会社内で勉強会をするも良し。
部下は所詮部下、上司は所詮、上司なんだよ。
部下にとっては上司の意見が聞けない時も多い。
同じことを言っても部外者の第三者が言うと
部下は随分と素直に話を聞くものだ!
私だってサトカメでは充分と直接指導をしているが
最後に行き着くところは、所詮私は部下にとっての上司。
部下は上司の顔色を伺うもの、そして上司に甘えるもの。
それは永遠にしょうがない流れだ。
だから、私だって私の意を汲んでいる経営コンサルタントに
部長教育・店長教育を月に一回はお願いしている。
言ってることもやっている事も私が普段から言っていることと同じなのだが
部下は真剣なまなざしで聞きながら勉強していやがる・・・・。(^^)
それも部下育成の技術である!
即戦力、即戦力っていうけど自社で育てろ、ということだ!
それが、自社にとっての肥やしとなり文化となることだろう!
その教育が、日本企業をここにまで成長させてきた原動力でしょう。
我々が即戦力に目を奪われて楽することで
人を育てることを忘れてしまうことが一番怖い。
それでは良き指導者が育たなくなる。
ちなみにサトカメでは、何も出来ないけど素直な人材だけを採用し
「カメラ写真の技術」と「商売の技術」「マネッジメントの技術」を
ドンドン意図的に教育を与えながら育てていきます。
店 長 レベルで1ヶ月30時間
副 店 長 レベルで1ヶ月20時間
一般アルバイトさんレベルで1ヶ月10時間の教育を与えています。
まずは、教育も質より量!量が質を生む !
そうやって、「教えることが、教えられること」を
繰り返すことによって指導者も自動的に育てていきます。
現在では私と社長以外に
各部門ごとの部長7人+エリアマネージャー5人=計12人の指導者が
少しづつ育ってきています。
指導者=「実務の整理」と「理論の整理」が出来ている実践者
我々は即戦力を待つのではなく、即戦力に育てないと!
子育てと同じ、確かに時間は掛かるが黙っていても育ちません。
また、社内だけではなく社外へもどんどん出して他流試合させることで
また刺激を得て社内に良い影響を与えるのです。
いまどき箱入り娘や箱入り息子じゃ会社は弱くなるだけ、
それこそ詐欺師に騙されるだけですよ!
即戦力を探すのではなく、即戦力は育てるもの!
「第15話 即戦力を探すのではなく、即戦力は育てるもの!」への2件のフィードバック
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そりゃ、シュガーカットさんには登場していただきますよ。
餃子を食べる日も近い(^^ゞ
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「人(即戦力)は育てるもの!」思いつきではいけませんね。
家族経営の小さな会社とて確りと前を向いて前進したいと思います。
佐藤様に「甘い!」叱られそうですね。
ありがとうございました!