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第129話 自分の浅い知識とは、それはただの一般論か!?

昨年の11月頃私のセミナーが終わり
懇親会の席で宝石商の50代社長に
私の未熟な浅い知識で胡散臭い商売だねって
いつものように突っ込んだ!

宝石商の50代社長さんは笑いながらそうでしょう!
胡散臭いでしょう!って笑顔で私の突っ込みに乗ってきてくれた。

それから意気投合して会話が進むと
私がセミナーでしきりに言ってた
「理念に基づいた目利き仕入れ」
「商売人の本当の役割」
「中小店の地域商売の役目」等々
熱い内容に大変賛同いただいた。

彼の本音は今の宝石業界は乱れている。
商品価値のわかる店や問屋も少ないことに
心底憤りを感じていた。

ならば共感してくれる店、
本物がわかってくれる店だけに、
本物の宝石を直接
問屋を通さず私達がそのまま卸そう!
そうすれば本物の宝石がお客様も安く買える。
日本のお客様にも本物の宝石の素晴らしさを見せたい!
知らせたい!

しかし、この中小メーカーが直接小売店に卸す、
そんなやり方が今後本当に良いのか悪いのかが不安だったらしい。

その為にマーケティングの勉強を少しづつしていたら
私のセミナーで、私の思想と、彼の考えがガッチリ一致して
彼自身、自分の戦略は間違いないことに確信が持てたらしい。
そんなんで、お互い短時間で意気投合しちゃったのだ。

それならば業界に旋風を巻き起こそうじゃないか!って私が言うと。
佐藤勝人と組めば何か出来そうだ!っていうのりだった。

それならば私も勉強しないと!っというわけで
社長の本社工場があるバンコクへ一緒に行こうとその場で決めた!

話は早い!早い!はじめて出会ってセミナー含めてまだ3時間足らずだ。
お互い会話を交わしたのはたった1時間!

そして3ヵ月後今年の2月にバンコク本社工場を視察し、
素晴らしい職人達に出会い、
素晴らしい目利き仕入れの現場を目の当たりにし、
採鉱までお供させていただき、
プロのこだわる一連の流れ、プロゆえの考え、
プロの思考を4日間学ばさせていただいた。

そこで気づいたこと
人間は自分の知らないことに対して
信用しない性質を持っていること。

下手すれば
自分の知らないことはすべて
否定をする人もいるからまずい。

だからまずは自分の
知らないことや、
わからないことは
最初から否定はしちゃいけない。

だって、自分の知らないことはたくさんある。
自分の知らないことを信用しないというのは
相手にとっては大変失礼なことだと思う。

確かに「自分の浅い知識=それはただの一般論」であって
自分はろくに知らなくせに知ったかぶりして
信用できないと答えるのは相手にすごく失礼だと感じた。

わからなければ
どんどん相手に聞けば良い

素直に聞けば良い
素直に見れば良い
素直に調べれば良い
素直に勉強すれば良いだけなのだ。

後々だが、人伝えで彼を知った
日本でも5本の指に入る
本物の「宝石の目利き人」だったことを知った。

まさかこんな凄い人と出会い
こんな展開になるとは思わなかった

これが出会いの一歩だった。

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この記事を書いたのは
佐藤勝人</br>Katsuhito Sato

佐藤勝人
Katsuhito Sato

日本販売促進研究所 代表取締役社長
サトーカメラ株式会社 代表取締役専務

「第129話 自分の浅い知識とは、それはただの一般論か!?」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS:
    佐藤さん、あいかわらず乗りがいいですね。

    またひとつ、勉強させてもらいました!

  2. SECRET: 0
    PASS:
    (^^)編集F殿、ありがとうございます。

    編集F殿だって乗り乗りですよ!

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