硬式野球部出身の送りバントの名手に向かって「超カッコ悪ぃ?」と笑ってやった。

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サトーカメラ栃木バイパス店
入社２年２４歳の硬式野球部出身に学ぶ
 
 
中学時代エースで２番
高校時代サードで２番
 
 
なんで君は
２番バッターだったんだ？
 
 
彼曰く
送りバントが上手かったらしく
そのチームのために
送りバントの名手に
なったらしい
 
 
いかに次の打者に繋ぐか
ばかりを考えていたという
素晴らしい青年だ
 
 
そんな彼に向かって
私は
お前超ダサいな?
と笑ってやった
 
 
お前
超カッコ悪ぃ?
 
 
何だよ
その送りバントの
名手ってさ?
 
 
甲子園常連校ならばわかるけどさ
県大会で２回戦ぐらいの
弱小チームでさ
送りバントの名手って
ただ単に
お前は打てなかっただけだろう？
打つのが怖いだけだろう？
リスクを怖がっていただけだろう？
 
 
って笑ってやった
 
 
そうしたら
彼はこう答えてくれた
 
 
確かにその時は
打つのが怖くて・・・・
打てれば良いのだが
アウトになるのが怖くて・・・
また足が遅かったから
ダブルプレーになるのが怖くて・・・
送りバントで
逃げていたという
 
 
例えば
監督から打てのサインが出たとしても
自ら送りバントをして
チームのためのバントであると
自分を正当化して
チームメイトからは
ありがとうと感謝されて喜んで
誤魔化して生きている自分が
本当に情けなかったという
 
 
そんな彼は今
栃木バイパス店の
上司である石田店長のような
エースで４番になりたいという
 
 
それは
何でもできるし
それでいて
自分の実績もしっかり残し
常にトップクラス
それでいて
お客さんやアソシエイトにも
優しく気配りできる店長のようにと
目を爛々とさせながら
自らの弱さを克服しようと
仕事に打ち込んでいる彼
 
 
サトーカメラに
送りバントの名手なんていらん
単なる責任逃れ
負けてもいいから
お前が決めてみろ
それが経験として積み重なり
五感が研ぎ澄まされてくるんだ
 
 
もちろん
甲子園常連校のチームになら
そのハイレベルでの
処世術もわかるよ
 
 
例えばバントの名手
元ジャイアンツの川相だって
高校生時代はエースで４番だった
彼は日本のトップレベルで
自分が生き残るための
苦肉の策が
送りバントだっただけだよ
 
 
俺たちレベルが
チームのためとか
会社のためとか言って
自分を正当化して逃げていたら
いつまでたっても
逃げてる人生だ
 
 
商売は勝たなきゃつまらん
打たなきゃつまらん
売れなきゃつまらん
自分で決めなきゃつまらんよ
各自が常に
リスクは背負って生きるものだよ
 
 
勝っても負けても
毎日が経験の連続だ
だから面白いんだよ
 
 
ヨロシク
 
３１４４号