第７７４話　栃木県日光商工会議所主催「創業塾」にて

先日の朝一番は

栃木県日光商工会議所主催

平成２０年度「創業塾」全１０回

その第１回を受け持ち

佐藤勝人が３時間セミナーをやりました。

「小さくても強い会社をつくる　実践から学ぶ地域一番店の極意」

サトーカメラ株式会社　代表取締役専務　佐藤勝人

ちなみに

演題を知ったのは終わってからでした（笑）

参加者の皆様ごめんなさい・・・。

レジュメは９項目ありましたがすべて無視（笑）

だって創業しようと考えている人たちの集まりだから

それこそ自身の創業当時を懐かしんだ話や

現在の成功話でも困るわけで

私なりに創業当時を解読しながら

原因と結果を検証しながら

原理原則をまとめながら話してみた。

何でもそうだが

聴く方も「規模のミスマッチ」的な話を聴いてもかえって迷うだけ。

世界のトヨタだって

現在の話なんか聞いたって全然身になりゃしない（笑）

創業当時のトヨタの話ならばより勉強になるはずだ。

だって成長には段階がある

いきなり世界トップの話なんて聞いたって

感動はするけど自分自身の血や肉にはならない。

下手すれば頭がバーチャルになるだけ

ただ理想と現実がかけ離れ過ぎて

自分の現実が嫌になるだけ。

余計な素晴らしい情報を入れ過ぎると

自分の理想が勝手に高くなってしまい

自分の現実を見ると

あまりにも開きを感じ逃避したくなってしまったり

不安になってやる気をなくしてしまう創業前の人が多い。

頭だけで考え過ぎたら何も出来なくなってしまいます。

それこそ車なんて運転できなくなっちゃうよ。

たとえばドライビングのレバーからスイッチを

あなたは全部性能から機能から名前まで知っていますか？覚えていますか？

道路標識を全部知っていますか？覚えていますか？

創業とは高い知識が無いと実践ができないのではない。

知識なんて低くても関係ない。

充分実践はできる。

頭でわかっているのと行動は全然違う。

料理の味や食材の美味いか不味いは知識としてわかったとしても

しかし、実践として料理が上手か下手かは別物だ。

たとえ道路標識を全部覚えたとしても事故は起こす。

知識と実践は違う。

知識はインプット

実践はアウトプット。

歌を覚えることは知識としてインプットできても

歌を歌う実践のアウトプットが上手いとは限らないぜ。

その実践、そのアウトプットがビジネスなんだ。

佐藤勝人は何が言いたいのか。

俺は実践をしてから自分を整理するために

そして創業当時よりも規模を拡大するために

部下育成のために理論体系化をしてきた。

創業前に勉強をし過ぎるなよ。

頭デッカチになっちゃうと理想と現実のギャップに

商売が嫌になっちゃうよ（笑）