第７１５話　新アソシエイトのお父さんからの手紙にありがたく責任をいただく

２００７年８月８日号

第３５９話　「会津地区ＮＯ１の勉強熱心な社長様より」でもご紹介しました

そして先月はＮＨＫ福島テレビでも「エコ」をテーマに特集取材を受けた

大繁盛店「ふとんクリニックわたや佐藤」の社長さんから

ありがたいお手紙をいただきました。

文面より一部抜粋

暑中見舞い申し上げます

すっかりご無沙汰をして申し訳ございません。

息子のサトーカメラ入社の際は大変お世話になりました。

先日上京の際、一晩息子のところへ寄らせてもらいました。

入社3ヶ月そこそこで息子もすっかり商人のような口を利くようになり

親として頼もしく感じました。

仕事はどうだと聴くと「お店を移動したので大変だ！」と言いながら

仕事の様子を話してくれました。

その中で「お客様との接客中に無闇な値引き交渉を受け

惨めな思いをした。」というので

私なりに価値と価格に対する関係を話しましたが

息子にとっては良い経験だったと思います。

若いうちはどんどんお客様に育てられることに限ります。

また若いうちに商売を通して

悔しい思いや惨めな経験もたくさんしたほうが良いと思います。

その中から生まれた小さな成功体験が

若い子達は宝のように思えるのではないのでしょうか。

「頭では商売はできない、商売は腹でやる」最近よくそう思います。

事業継承・後継者育成というアンケートが役所から送られてきますが

質問事項があきれる内容ばかり。

「頭で商売が出来ると思っているのか」って言いたくなります。

「お前ら商売をやってみろ！」って言いたくなります。

商売はそんな奇麗事だけじゃすまない

舐められて、馬鹿にされて、それでも笑顔で勝っていく

それが商人で、お名前の通り「勝人」にならなければと思います。

息子がサトカメから帰る日まで私も全力で仕事に没頭し

息子が夢と希望を持って継いでくれる店にしなくてはと思っています。

息子が少しでも商売や経営の面白さに気づいた時

「家に帰れば社長になれる」という店にして待ちたいと思います。

どうぞ息子のことをよろしくお願い申し上げます。

佐藤勝人談

父親としてのお気持ち充分感じました。

間違いなくご子息様は「元気・はつらつ・たのしく・おもしろく」

強くて賢い商人へと成長しつつあります。

若者はまだまだ能力も知識も経験もマネッジメント力も無い

だから楽なんてありえません、苦労しかないんですね（笑）

彼の今の経験、悔しい思いも、恥ずかしい思いも、惨めな思いも、

大変な思いも、楽しい思いも、嬉しい思いも、

すべての積み重ねが

彼の経営者人生に向けての土台となり肥やしとなることでしょう。

「世話になった親父のために店を継ぎたい」

「俺が将来社長になって実家の家業を更に元気にしたい」

「商売を通して俺が地元を元気にする」

そんな夢と希望と力を持った粋な商人へ育つまで

楽しみに待っていてください。

ヨロシク