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第662話 小売業にとっての在庫管理は永遠のテーマです!

どこの店だって在庫管理は永遠のテーマです。

どこの店や会社でも接客が得意な社員は多いが

在庫管理が得意だという社員は少ない。

普通の店や会社は販売力は評価するが

在庫管理を奨励する制度などは

普通の店や会社は持っていない。

人材育成が得意でない店や会社にとって

在庫管理が出来る人を育てるというのは中々難しいと思います。

だから店や会社では

決算前の売り尽くしや、

メーカーや問屋への返品などの手段を使って、

その場しのぎの在庫調整ばかりを

繰り返し繰り返し、

そして繰り返し、

また繰り返す・・・。

このやり方で

我々の商売は何十年も凌いできているのが実情です。

しかし、このやり方も成長期には力を発揮しても

過渡期に至ってからでは何の効果もでない。

期末に在庫調整するだけでは

在庫管理とはいえない。

在庫管理は売上げと関係がある。

経費を賄い利益を上げるには

どれだけの売上げが必要か、

その売上げを上げるためには

店のポリシーで商圏が決まり

お客様の像が見えてくる。

お客様が見えれば、

お客様に合わせた商品構成や

品揃えが在庫となる。

店側が機会損失だけに躍起になれば

在庫を充分置けば良いだけです。

しかし、売れ残れば過剰在庫となって

在庫回転率が悪化するだけ。

それが資金繰り悪化の原因です。

それならばと

いつもギリギリの品薄状態で営業していると

機会損失を招くことになる。

またセール時に欠品を増やすと

お客様に失望感を与え

お客様のリピートを阻害する可能性が大きい。

多すぎず少な過ぎずの在庫を維持しながら

タイムリーに入荷できる体制を築くのは非常に難しい。

その為にPOSを導入し

単品の流れを把握すれば

当然、理論在庫が瞬時に把握できる。

単品ごとに基準となる在庫量を決めておけば

基準量が切れば発注をするのか、

さらには、自動発注システムを組めば

更に更に社員も楽に作業が出来る。

ただ、趣味嗜好品になればなるほど

数量が読めない商品もあれば、

季節によって売れなかったり売れたり、

なんていう時もある。

この手の商品は中々データ化をするのも難しく

そういう場合の商品は

やはり人間に頼らざるを得ない。

私が店を始めた頃はPOSも無いから

在庫管理は自分の目視と頭の中にインプット!

毎日毎日、目視発注で確認、

仕入れ値も、もちろんノートに書くが殆どは頭にインプット!

店の中の商品はすべて自分の目と頭で把握していた。

売れない商品、売れる商品、売る商品も

イチイチPOSで確認なんかしなくても

100坪足らず5000アイテム以下の店ならば

毎日の目視発注で充分把握できた。

商品の置いてある場所から

バックヤードも含めた現在の在庫数

仕入れ値から販売価格に粗利まで

そして最近の売れ具合まで

すべて毎日の目視による把握は当然でした。

在庫管理は商人の技の一つだったのです。

POSデータは月間や年間の販売数や販売額、

粗利の変動等を知るのに、

重宝したぐらいでした。

そもそも

そういった発注作業をすべて

POS化機械化してしまったおかげで

ますます、商人の在庫管理能力に

偏りが出来てきたのも事実です。

常に常に、私たちは理想に向かって

現場も商品も人も限られた環境の中で

改良し改善し、深化し進化し

創造し続けなければお客様には飽きられるだけです。

だからひたすら勉強し仕組みを構築し

行動し実践し浸透させ

それから改善し続ける。

ズーッと永遠に行動し続けるだけです。

永遠にまだまだ(笑)

それが一番大好きなエキサイティングな仕事なんです。

ヨロシク!

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この記事を書いたのは
佐藤勝人</br>Katsuhito Sato

佐藤勝人
Katsuhito Sato

日本販売促進研究所 代表取締役社長
サトーカメラ株式会社 代表取締役専務

「第662話 小売業にとっての在庫管理は永遠のテーマです!」への1件のフィードバック

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    今週末6月14日(土)岐阜県多治見市の

    FM多治見ラジオ局 pipiの「土曜TERRAっち」

    サイコの出演予定は午後2時から午後2時30分

    場所は多治見駅前テラ3階サテライトスタジオ

    〒507-0033岐阜県多治見市本町1-2-1

    岐阜県、愛知県、東海地区の皆様

    私の弟分みたいな彼らです。

    どうか当日の応援ヨロシクお願いいたします。

    また番組への応援メッセージや

    せめてこの時間だけでも

    番組チェックをしていただければ凄く嬉しいです。

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