第６５９話　１回聞いたぐらいで解ったような面するなよ！

１回聞いたぐらいでわかったような面するなよ！

１回聞いたぐらいでできたような面するなよ！

１回や２回聴いたぐらいでできる奴は絶対にいない！

たとえばあなたは新しい歌を覚えようとしたときに

その歌を何回聴く？

あなたはその歌を何回聴くと覚えられる？

５０回？それとも１００回ですか？

あなたはその歌を何回歌うと歌えるようになりますか？

５０回？それとも１００回ですか？

あなたはその歌を覚えるのにどこで歌い込みますか？

ひとりで車の中？風呂の中で？部屋の中で？

それとも、みんなの前で？

あなたは歌手でもないのに

歌い手でもないのに

プロでもないのに

歌を歌う時はなぜだか

みんなの前で恥をかきたくないと言って

カラオケでお披露目する前に

こんなにひとり黙々と練習をしているのに

なぜ仕事ではここまで練習しないの？

だからあなたは仕事で恥をかきっぱなしなんだよ（笑）

車の運転中、口をあけて歌の練習している君

歌手にでもなりたいのですか？

歌手でも目指しているのですか？

俺の２０代は歌なんて覚えている暇があったら

車の中で接客のシュミレーションをしたよ。

それも声を出して

それこそ歌を覚えるように

当たり前のようにしていたものです。

だって俺は商売のプロを目指しているわけだから

それこそ当然だよ。

なぜだか仕事のできない奴ほど

同じ時間を無駄に使うね。

そして自分のために

気分転換ばかりして

一向に仕事の練習をしない。

気分転換の前に

仕事の練習をしろ！

１回聞いて練習もしないでできる奴なんて絶対にいないよ。

仕事だって君の大好きな歌を覚えるのと同じだ

覚えたければ５０回は聴け

プロになりたきゃ１００回は歌い込め、練習しろ。

それも短期集中でだぞ。

同じ１００回を３日で集中するから

上手くなるんだ、

覚えられるんだ。

同じ１００回を１０日に１回の割合で１０００日もかけたら

上手くなるわけがない、

覚えられることも覚えられるわけがない

仕事に対しては

なぜだかそんなバカな練習をしているのさ。

ただそれだけ。

君は馬鹿じゃない

君は物覚えが悪いのではない。

自己鍛錬の仕方が間違っているのさ。