第６５８話　「俺の先生は自分の中にあった」

考える癖がついていない若手に

考える癖をつけることを教え込む。

このＰＯＰ１枚

君の本音で言うと

これはＧＯＯＤか？それともNGか？

君が本音でショボイと感じたら

何がショボイと感じたのかを声を出して言ってくれ。

その君が素直に感じたこと

それがショボイ原因なんだよ。

その原因を一つ一つ改善していけば良いんだ。

君はすぐにこう答える

どうすれば良いのかが、わからない？

何をすれば良いのかが、わからない？

そうじゃないんだよ！

君はまだ考える癖を持っていないから

自問自答する癖がついていないから

物事に対して客観視できないだけなんだ

だから相手からあれこれ言われないと気づかないんだよ。

しかし、たとえ相手からあれこれ言われても

君はどうすれば良いのかがわからないはずだ。

それはあくまでも相手の気づきであって

相手のレベルと君のレベルは当然違う

だからそれを君が改善できるとは限らない。

しかし、君の気づきは

君の脳が反応した気づきだ

なぜそう感じたのかを自分なりに言葉にすればよくわかる。

そのこと自体が原因そのものだから

一つ一つ改善していくだけで良いんだ。

俺の２０代は誰にも教わっていないんだよ。

俺の先生は

お客様と商品との間に生まれる

自分なりの自問自答さ

「俺の先生は自分の中にあった」

自分に考える癖を与え

毎日四六時中寝ても覚めても

自分のやっている現実に文句ばっかり言って

自分に言い聞かせ

そこからなぜそんな文句が出るのかを

自分に自分を問いただせ、

自分に話しかけながら自分に気づかせ

自ら具体的に改善をしていったんだ。

自分なんか慰めている暇なんてないよ

自分にご褒美なんてあげている暇なんてないよ

自分をかばっている暇なんてないんだよ

だって毎日毎日お客様が動き

商品が動いているわけだから

３６５日毎日が生本番だよ

そんな泣き言

思いついたこともなかったよ。

もちろん今でもね（笑）

君の信頼できる相棒

君の中の客観視できる自分が

平気で君を否定するんだ

それを素直に受け止めて

改善することで一つ一つ成長していこうぜ。

自分をかばうために

他人の悪口を言っている暇があったら

まずは自ら事実を認め

否定して

自問自答を繰り返そう

自ら考える癖が

全然足りないんだよ！

考えなさ過ぎだぜ若手ども。

俺たちはロボットじゃないんだ

考えることを止めるな！