第５９１話　覚えの悪い自分にナーバスになる必要もない！

新アソシエイトさんへ

今までは

覚えるまでのスピードを競い合った

学生時代だよね。

覚えるスピードが早い奴を優秀と言い

覚えるスピードが遅い奴をダメな奴と言っていたね。

だから早く覚えることがイコール優秀とみなされたんだよね。

その弊害かもしれないが？

君たちは

覚えていなくても

「わかりました？」と

簡単に返事する癖がついてしまったね。

しかし、社会に出たら

覚えるまでのスピードなんていうことを

いつまでも自慢している人はいないんだよ。

俺はこの仕事を１日で覚えた

あいつはこの仕事を覚えるのに１週間も掛かった！

なんていう

次元の低い自慢話なんてする人がいないんだよ。

そんなことよりも

自分は一つのことを覚えるのに

１０回練習すれば覚えるのか、

７０回練習すれば覚えるのか、

自分の身に付けるためのタイミングを

自分自身で、

身に付ければいいんだよ。

同僚より覚えの悪い自分に

ナーバスになる必要なんてない。

決して１回で覚えることが優秀なわけじゃないんだ。

君は７０回の練習で覚えられることがわかっていれば

自分で時間を作って７０回練習すれば良いのさ。

それよりも、社会では覚えた後の

あなたの行動が評価されるわけで。

あなたは

覚えたこともできないのか？

覚えたことしかできないのか？

覚えたことから応用が効くのか？

その応用の基準は自己中心的なのか？

すぐに逸脱してしまうのか？

すぐに忘れてしまうのか？

覚えた後の「あなた行動」が仕事なんですよ。

１回で覚えられるということだけが素晴らしいとは思わない。

そして、１０回練習して覚えることは恥ずかしいことではない

７０回練習しなければ覚えられないということは

決して恥ずかしいことでもない。

社会に出たら

覚えるまで練習しないことが恥ずかしいことなんだ。

覚えてもやらないことが恥ずかしいことなんだよ。

ヨロシク