第５８８話　息子「ゆうじ」のためにオヤジの珍道中！

昨日は早朝４時宇都宮の我が家を出発！

この春、大学に進学する息子「ゆうじ」の

引越し手伝いを私は買って出た。

行き先は近畿地方の

滋賀県草津市

我が家の愛車、

アメ車シボレーに

荷物をガッチリ積み載せ

走行距離片道６３０キロ

往復１２６０キロの旅へ！

実は今から１ヶ月前のこと

今日の引越しについて

ママとゆうじの会話を耳にした。

家財道具はすべて現地調達？

現在、家で使っているものを

引越し便にお願いして引越し先まで送ると

かえって料金が高くつくらしいとのこと。

だから引越し先の草津で調達したほうが

そう、こちらから持っていくより買っちゃったほうが

料金が安いと言うのである。

残りの衣服類等の荷物は

某社の引越し便でウン万円払えばOKなんだって。

今の時代は便利だね！

オヤジ　「何だお前達は！

　　　　　何でもかんでも便利便利って。

　　　　　すべて経済的で便利で済ませるためには

　　　　　物を粗末に扱っていいのか？

　　　　　運ぶより買ったほうが安いから現地で買う？

　　　　　それなら今、家にあるモノはどうするんだ？

　　　　　お前達はモノに愛着もクソもないのかい！

　　　　　それよりも、もったいないとは思わないのか？」

ゆうじ　「親父こそ何バカなこと言ってるんだ？

　　　　　どっちが得だと思う、

　　　　　どちらが効率がいいと思う？

　　　　　わざわざ実家から送るより

　　　　　買ったほうが安く済むんだよ。

　　　　　それって凄いことじゃん。」

オヤジ　「うるせー！！！！

　　　　　俺は損か得かを言っているんじゃない。

　　　　　なぜモノを粗末に扱う！

　　　　　安いから何でも買えば良いっていう

　　　　　そういう考えそのものが許せねー」

ママ　　「またバカなことを言い出して！」

ゆうじ　「それじゃあ、どうすればいいの？」

オヤジ　「俺が運ぶ！俺が車で運んでやる！

　　　　　どうせなら、ゆうじも一緒に運んでやる！

　　　　　入学式に行く予定のママも一緒に運んでやる！

　　　　　それなら一挙両得だ！

　　　　　文句ないだろう！」

ママ　　「はあ？いつ運ぶの？いつ運べるの？

　　　　　何時間かかると思ってるの？」

ゆうじ　「ウソだろう？何を言い出すんだオヤジ！」

オヤジ　「そんなもん何時間かかってもいい。

　　　　　遅くても８時間もあれば着くだろう。」

ゆうじ　「忙しいんだろう？無理しなくていいよ！」

ママ　　「なぜそんな非効率な無駄な時間をつくるの？」

オヤジ　「非効率？無駄な時間とはなんぞや！！

　　　　　その無駄な時間こそが想い出じゃねーのか！

　　　　　この片道８時間の珍道中が俺とゆうじの想い出だろう？

　　　　　入学式に顔を出す予定のママも一緒に送ってやるから

　　　　　親子３人水入らずの

　　　　　たぶん最初で最後の珍道中になるはずだぞ！

　　　　　だから俺は時間を作る！」

ということで、

この春、

大学に進学する息子「ゆうじ」の

引越し手伝いを買って出た私は

何でもかんでも

便利なら良いってもんじゃない！

っていうことを教え

もちろん現地調達するものもあるが

こちらから持っていくものを

キチンと整理させました。

最後に私が親父としてできること

息子の為に

息子の大切な荷物と息子を

自分の運転で

自分達の力で一緒に運んであげました。

その珍道中を写真に収め

その不効率と無駄な時間が手間となって

その手間が強烈に頭の中に残り

我が家の大切な想い出となるのかなぁ、

って感じました。

行き先は近畿地方の

滋賀県草津市

我が家の愛車、

アメ車シボレーに

荷物をガッチリ積み載せて

初の走行距離片道６３０キロ約８時間に挑戦！

親父として子離れをするための

激走、往復１２６０キロの旅へ！