毎日更新|佐藤勝人のブログ

佐藤勝人のブログ・一刀両断

第536話 ブログの存在の素晴らしさを改めて感じた1週間でした。 

佐藤勝人の一刀両断ブログ

2008年2月2日号

第530話「2月1日午前3時35分小林孝志氏は永眠しました。」を

紹介してから

小林孝志氏の生前の思いが伝わる

「小林孝志の豊かでいこう」ブログを

1週間連続でこの一刀両断ブログで

抜粋させていただきました。

また、彼の葬儀写真も

満面の笑みの「豊かでいこう」のブログ写真でした。

ブログの存在の素晴らしさを垣間見た瞬間でした。

「小林孝志の豊かでいこう」

2007年11月18日号

第121話「愛に満ち溢れた鬼の巣?」から抜粋

昨日は今年最後の同文舘出版様の出版会議。

宮内亨氏の大阪事務所で開催されました。

私は古市編集部長からテーマを与えられているものの、

とにかく会議に出て、

他の出席者の考えなどを聞きながら

書くヒントをつかもうと思っています。

しかも、今回の会議には

佐藤勝人さんが栃木からわざわざやって来るという。

ここはチャンスとばかり、

店のスタッフも2名参加させることにしました。

私に多大なる影響を与えた

宮内亨氏と佐藤勝人さんが揃う場なんて滅多にありません。

スタッフ教育の場としてちゃっかり利用させていただきました。

出席した中の数名が書きたい本の企画について

レジュメを使って説明をします。

それを聴いて20数名の参加者全員が考えます。

読者の立場にたって、

本を売る立場にたって、

書く側の立場にたって、

どうすればもっと良くなるかについて真剣な横やりを入れます。

ただし少しでも論点や視座がずれたり、

無責任な発言をすると、

容赦なく激しい怒号が飛びます。

そうして最初に出したテーマを圧縮したり拡張したり、

分離させたり、くっつけたりしながら、

全員で徐々にテーマを絞り込んでいきます。

最後に宮内亨氏が多くの意見を受け容れ、

企画提出者本人の実績と人格に介入しながら

書籍化できる方法について決着をつけます。

難しいテーマでも、なんとか書籍化できる道を真剣に模索していきます。

それを受けて同文舘出版古市編集部長が

商品として売り物になるかを判断していきます。

そして、いつも司会進行を進める方が

出張で不在のため、

宮内亨氏が冒頭一発目の司会進行を担当。

まずは見本を見せてやる!という宣言通り、

芸術的ともいえる進行で決着。

古市編集部長もその気合いに乗せられ、

鬼モード全開!

ドスのきいた声で、

口調を強めながら

企画書をバッタバッタと斬りまくり・・・

しかし、この場は決して人をコケにする場ではありません。

精神修行の場でもありません。

能力と知識を持った人間の思いをどうすれば書籍という商品にできるかを、

同じ思いで集まる者同士で真剣に議論する場です。

言葉が多少荒くなろうが、

声を少々荒げようが、

そこにいるメンバー全員の思いは見事に一つです。

特に宮内氏は全身全霊で愛情をこめて発表者を支援します。

書籍化への道が難しいと思われる案件でも、

その人そのものに介入して、

古市編集部長との接点を見つけようとします。

「意識を物質したものが商品である」という

言葉をまさに地で行く商品化へのフォローです。

そんな中で出席者の1人の

経営コンサルタントの無責任にも、

安易な発言をしました。

ある人の発表に対して

「せっかくなら1冊目につなげた形で2冊目を書けば…」

といった趣旨です。

その無責任な発言が宮内氏の逆鱗に触れました。

「自分にできないことを無責任に言うな!

お前の本が売れなくて迷惑してる編集部長が目の前にいるんさ!

そんなことにも気付いてないやろ。

だからお前はだめなんさ!」

その顔はまさに“鬼おやじ”の顔です。

怒鳴られて不貞腐れてしまった彼。

その緊迫しまくった雰囲気で発表する私小林孝志・・・

しかし、私の企画自体は

古市編集部長にも受け入れられ、

また宮内氏からもべた褒め…

にやつく私小林孝志・・・

そんな中で、また宮内氏が先ほどの

無責任発言の経営コンサルタントに

追い打ちの突っ込みを入れます。

すると彼は完全に不貞腐れた表情で

「それは関係ないと思います・・・」と

やけ気味に言い返します。

それに対して宮内氏は、

先ほどより語気を強めて、

「ほら見ろ、お前はすべてを別々に見てるんさ。

全部お前のことやないか!!!」

そんなやり取りが続き、

さらに口調も表現もぐんぐん

エキサイティングにヒートアップ。

しかし、その直後に宮内氏から思いがけない言葉が・・・

それは、

「俺はお前のことが好きなんさ。

かわいいんさ。

立ち直って欲しいんさ。

だから言うんさ。

俺以外に誰もお前にこんなこと言ってくれんやろが?

俺だって言いたかないさ。

でもかわいいから言うんよ。

いい加減に目を覚ませ!」

会場にいた誰もが感じていたのは、宮内氏の父性愛です。

いまどきの若者は見たこともないような、

激しく、深く、広い愛情です。

そして、会議が終わった後も

不貞腐れた表情のままの彼の横に座り、

じっくりと話を聞いていたのが

サトーカメラの佐藤勝人さんです。

彼があの場で言いたかった

苦悩を真剣に耳を傾けて聴き入っています。

まるでおやじに問答無用で怒鳴り倒された

弟をいたわるお兄ちゃんのようでした。

出版会議という場でありながら、

マーケティングの世界で実績を残す二人の達人から

愛情の大切さを学びました。

私はその二人から直接愛情たっぷりに仕込まれました。

まだまだ未熟ながらも、

経営に本当に大切なものは、

目先の知恵やアイデアではなく、

愛すべきスタッフとともに、

商品を通して、

愛情をこめてお客様に喜んでもらうことです。

「命」→「愛」→「商品」→「金」が生きること。

難しくて理解できなかった宮内氏のことばが、

ようやく自分のものになりつつあることが実感できました。

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この記事を書いたのは
佐藤勝人</br>Katsuhito Sato

佐藤勝人
Katsuhito Sato

日本販売促進研究所 代表取締役社長
サトーカメラ株式会社 代表取締役専務

「第536話 ブログの存在の素晴らしさを改めて感じた1週間でした。 」への3件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS:
    昨夜は新潟県燕市吉田商工会様でセミナー

    燕三条駅前に泊まり早朝宇都宮へ

    午後3時~5時

    CRT栃木放送にて

    ゆうがたフレンズ「パワーアップレディオ」2時間生番組

    午後7時~8時

    FM栃木レディオベリー

    「SatocameGT」1時間生番組

    ヨロシク!

  2. SECRET: 0
    PASS:
    最近色々考えます。自分の価値や会社への貢献、人とのつながりや影響・・・

    以前からくよくよ考えるたちなのですが、最後には専務に言われた事をやってみよう。

    そこに落ち着いている自分がいる事に最近気がつきました。

    多くの愛をふりそそいで頂きありごとうございます。

    日々悩みながら頑張ります。

  3. SECRET: 0
    PASS:
    清水さんありがとうございます!

    くよくよ考え悩むのは

    行動していないからです。

    動けば動くほど悩む暇は無いんです。

    動けないのは

    自分の体裁ばかりを気にするからです。

    もっと動いて失敗して

    喧嘩して、泣いて、笑ってれば

    体裁は勝手についてきます。

    ヨロシク

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