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第314話 なぜ100点満点の人間なんかになろうと頑張るの?

昨日は秋田県の大曲商工会議所様で
「大型店対策セミナー佐藤勝人のマーケティング手法に学ぶ」
というテーマのセミナーでした。

花火で有名なあの大曲でのセミナーは
昨年夏の大曲商工会議所青年部様と
今年1月の鈴木税理士事務所様での新春講演と合わせて
3回目の上陸でした。

セミナー内容とは違うのですが
皆様のような優秀な経営者様を見て気づかされたことは

中小企業の経営者は人育てのプロを目指せ
その為にはまずは自分から
自分の馬鹿さ加減をさらけ出せ!っていうことです。

自分ばかり失敗しないで良いカッコばかりしていないで
自分がもっと失敗して恥かいて笑われなきゃダメじゃないか。

なぜみなさんは大手企業の一部の経営しかしないできない経営者みたいに
100点満点の完璧人間なんかになろうと頑張るの?

あなたが100点満点の人間になろうとカッコつけるから
人が育たないのよ、人がついて来ないのよ。

100点満点の人間なんて全然魅力無いぜ!

それこそ100人中100人に素晴らしいと
褒められるような人間なんて
はっきり言ってろくな人間ではないですよ。

余程の軽薄な人間か、
余程の小利口な人間か、
あるいは余程の腹黒い人間だと思いますよ。

我々が人育てのプロになるためには
まずは自分が100点満点の人間を目指していたんじゃ
相手の気持ちなんかわかりゃしない
人育てのプロには絶対になれないよ。

そして人育てのプロとは
100点満点の人間を育てることではない
ことも知ってね。

自分に自信を持った
存在価値を示せる
自立型人間を育てるのが我々の仕事だよ

だからどんな人間でも一切排除しちゃだめ!
どんな人間でも切り捨てちゃダメ!
どんな人間でも使いようがあるから面白いんだ。

ランチェスターの法則から学ぶならば
 3%は非存在シェアあなたの存在すら知られていない。
 
 7%が存在シェアあなたの存在が知れ渡ってくる。

11%が3番シェアあなたの存在が周りに影響を及ぼす。

15%が2番シェア年間を通して存在感が出てくる。

19%が1,5番シェア同じレベルが存在する。

26%が1番シェア年間を通して成績を残す。

31%が圧倒的一番シェアみんなも認めた1番君。

42%が独占シュアあなた無しでは運営できない

55%が圧倒的独占シェアすべての人間が認める一番

74%が完全独占シェアということはあなたが支配できる

と、いうことは

100人中31人以上に認めさせればいいのさ
100台中31台以上売れば良いのさ
100点満点中31点以上取れば良いのさ
100人のお客様の中から31人に好かれれば良いのさ
100打席で31本以上ヒット打てば3割1分で一流よ

人育てのプロとは相手の欠点を受け入れ
欠点を長所に生かせるようにしてあげるのが大切なのだと思う。

人は欠点を認めてもらうと素直になれます。
人は欠点を認めてもらうと楽になります。
人は欠点を認めてもらうとやる気が出ます。

例えばB君は小心者の臆病者だからダメなのではなく
小心者の臆病者のB君は
何で1番になってもらうか
何でシェア31%をとって自信をつけさせるか。

B君の欠点を長所として置き換えれば
物事に細かく慎重であるとも言える。

B君の小心者で臆病者である「欠点=本質」を最大限に生かして
細かくて慎重な戦略でA商品の販売実績の
31%をB君の力で売ってもらえば良いのさ。

人育てとは相手の「欠点=本質」を認め
欠点を直すのではなく
欠点を最大の長所として生かし
長所を通して店内でも良い、
社内でも良い、町内でも良い、市内でも良い、県内でも良い
何でも良いから商品で販売で商売で
シェア1番の実績者に育てあげること。

そのたった一つの1番が自信をつけさせ
自ら育つ自立型人間に変貌させるのです。

最後に
100点満点の人を育てるのが人育てのプロでは無い。
欠点に気づかせ欠点を認め
その欠点を長所に生かしてあげられる人間が
人育てのプロとも言える。

だから誤解もされるのさ!

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この記事を書いたのは
佐藤勝人</br>Katsuhito Sato

佐藤勝人
Katsuhito Sato

日本販売促進研究所 代表取締役社長
サトーカメラ株式会社 代表取締役専務

「第314話 なぜ100点満点の人間なんかになろうと頑張るの?」への7件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS:
    >欠点を直すのではなく
    >欠点を最大の長所として生かし

    自分を振り返ってみると、いつも誰かの悪いところを直そうとしていた!
    いつも欠点をなんとか隠そう、直させようと助言していた!!
    欠点は欠点としか見れないのも勉強不足だからということなんでしょうかね?

  2. SECRET: 0
    PASS:
    欠点を直せるのはごく一部の大人だけです。

    そして躾けや倫理が欠けていることは欠点とはいいません。

    欠点とはその人の持つ性格です。

  3. SECRET: 0
    PASS:
    上に立つ人間は完璧でなくてはいけない!
    ってなると、そこから無理が生じてくるのかもしれません。
    トップが完璧でなくてはいけないから、
    それより優秀な部下の提案が採用されなくなったり、
    上に対して物申す部下がいなくなってしまう。
    その際たるものが、お隣の北の国。
    将軍様が完璧な人物でなくてはいけないので、
    こんなになってしまったような気がします。
    でも、笑ってばかりはいられません。
    よく見たら、自分の周りにも「ミニ将軍様」がいっぱいいました。

  4. SECRET: 0
    PASS:
    ペイイチさんありがとうございます!

    しかし、部下は上司に完璧を求める。

    だから、人を育てる時にこの種のことも
    キチンとなぜなのかを何度も何度も何千回も
    相手に入り込んで繰り返し教育します。

    だから、人育ては一般コンサルタントの
    インストラクターレベルでは無理なんです。

    優秀な人はたくさん見てきたが
    人育ての出来ない人が多いですね。

  5. SECRET: 0
    PASS:
    佐藤さん、ありがとうございます。
    なるほど、部下も上司に完璧を求めてしまってますね。
    同じ人間として、
    本音で語り合える環境を作ることが大切ってことでしょうか。

  6. SECRET: 0
    PASS:
    ペイイチさんありがとうございます!

    そのとおり!だから私の個別訪問指導先は
    社長や店長関係なくズバズバいきますよ。
    だから会議が盛り上がるんです。
    だから現場が動くんです。

    誰が正しくって、誰が間違っているんじゃない。
    みんなでやるんですよ!
    みんなで各自行動を起こすんですよ。

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