第２６１話　実践のための勉強だ！勉強を勉強で終わらせるな！

早朝、成田空港を飛び立って６時間
夕方バンコク到着そして１泊
そこで個別訪問指導でお伺いさせて頂いた
愛知県の運送会社の社長様と合流。

彼も私と一緒に商売の原点を勉強したいと言ってついてきた。
彼の勉強熱心さには敬服いたしました。

翌日朝から晩まで
宝石メーカー様のバンコク本社でインドの宝石卸商が持ち込んだ宝石を
日本でも一流の宝石の目利き人白石社長様にご指導頂きながら吟味。

人工加工物ばかりを売っていた私には
衝撃的な４５億年もかけて出来上がった一点ものの天然石ばかり。

だから胡散臭いのか？
そうではない、見る目が無いから、わからない人が多いから
胡散臭い人が群がるだけであって、

人は自分がわからないことを胡散臭いと言う。
本当は自分が勉強不足なだけなのに
自分の勉強不足を棚に上げて相手を胡散臭いと言う。

それは失礼だ。

見る目を少しでも養えば、少しでもわかってくれば
こんなに世界的に歴史深い商売の原点中の原点を体感できる商売は無い。
そんな彼らの商売は「宝石を視る目利き」＝「価値価格の判断」一本で
即その能力がばれてしまう。
たった１度でも嘘つけばすぐばれるから商売は出来なくなる。
買い手や売り手が本物かニセモノか一発で見抜かれる世界なんです。

話し変わるが
私たち日本人が思う財産とは土地や建物ではなく
ヨーロッパの人々は何千年も前から
宗教戦争や民族戦争が多かった影響で彼らにとっての財産とは
土地や建物ではなく変動の激しい通貨でもなく、
全世界共通で安定した財産が
唯一持ち運びの出来る宝石だったんです。
そんな時代背景から宝石商の歴史を感じました。

ちなみに全世界共通どこでも通用する商品が
「宝石と車とカメラ」なんですよ。

更にその夜、バンコクより３時間
世界の宝石の宝庫アフリカ産の宝石が集まってくる
スリランカのコロンボへ飛び立ち夜中に現地に入り１泊。

コロンボではアラブ系スリランカ人のアッサン社長様の会社に向かい
ここでも朝から晩まで白石社長様の
真剣な宝石の買い付けに弟子として付き合う私。
総数２千個は超える宝石を１２時間かけて吟味。
そしてアッサン社長宅に招かれ大家族と食事。
そしてそのままコロンボで１泊。

翌朝５時コロンボからバンコクへ向かう
もう一度白石社長のバンコク本社に戻り
今後のジュエリー業界に対する仕掛けと
まじめな他業種のみに
自店自社のお客様を集めての
ジュエリーフェアーをメーカー直販で
お客様にダイレクトに展示販売を仕掛ける等々
打ち合わせをする。

もちろん他業種の我々にとって難しいことは無い
日本で５本の指に入る宝石目利き人白石社長様が
すべてプロデュースするから肝心の宝石はモノも価格も安心だ。

もちろん私だって学ぶだけではつまらないから
せっかく知り合ったんだから
実験を兼ねて今年の１月にサトカメ宇都宮本店２階の多目的ホールで
お客様をご招待してのジュエリーフェアーをやりました。
もちろん予想以上にお客様には喜んで頂き大反響でした。

こんなに喜んでいただければ
年に２回開催することを決定しました。
だから６月にもジュエリーフェアーをやる予定です。

学んだら即実践する。
実践して更に知りたくなったら更に学べば良い。
そして、学んだら即実践すれば良い。

興味が湧かなければ時間の無駄だから学ばなければ良い。
興味が湧いたら学べば良い。

学んだら実践してみたくなるのが人間。

そう感じたら実践してみりゃ良いのさ。
実践したけどつまらなければ辞めりゃいいのさ。

面白かったら更にもっともっと勉強すれば良いだけです。

そして上手に出来たら独り占めしないでみんなに広めれば良い。

もちろん私の隣ではその商売の原点を学びに
愛知の運送業の社長様も一緒に四六時中同行し一緒に学んでいました。

そして帰り際、バンコクの空港で
彼からの一言

こんなに勉強になるとは思いませんでした。
こんなに勉強するとは思いませんでした。
こんなに考え方が変わるとは思いませんでした。

まだまだ、色々チャレンジしてみようと思いました！

こんなに自分の人生観が広がるとは思いませんでした！

佐藤勝人談
だから勉強は楽しいのさ！