第２２４話　サトカメ流「専門総合化」の極意！

商売をする上で真っ先に取り上げなければならない
繁盛を決める商品構成術！

「専門化」と「総合化」という
相反するふたつの方向性はありますが

どちらが良いのかということではありません。

このふたつの方向を同時に実行しなければ
経営は必ず鈍化します。

そして成長は止まります。

一般的には総合化とは
客層を中心に商品部門を増やすことになります。
客層を中心にＴＰＯＳに合わせ
商品部門を増やしていくことで
店に魅力が生まれるということです。

しかし、殆どの普通の店の場合は
在庫が増えて
商品の回転率が減り
資金繰りが悪化してしまいます。

だからと言って単純に
専門化を進めるだけならば
お客様は絞られるので商圏を広げていかないと
お客様は年々減るだけなんです。

そこで「サトカメ流専門総合化」の極意とは！

専門総合化のコツは
自店で一番売れていない商品部門を辞める
その在庫金額分だけ
今度新しくはじめたい関連商品を仕入れること。
または一番売れている部門にその在庫金額分はシフトさせること。
そうしないと在庫が不当に増えてしまうし陳列場所もなくなってしまいます。

更に商品部門を絞った以上
客数を減らさないための商品構成は
客層を中心にＴＰＯＳを考え
常に自店の一番強い一番商品の部門で
エキサイティングに新商品を出し続けなければなりません。

一番強い商品部門の商品は常に品揃えを増やしていくことが
店に魅力が生まれるということです。

何でもかんでも広く浅い知識を広げるよりも
自店の一番強い一番商品だけでも深い知識を持つことが大切です。

例えばサトカメならば一番強い一番商品部門の
写真についていうなれば

今年の春先は「アルバムプリント」という新しい価値を商品化し
全社一丸となって徹底的に地域に広めています。

私達はお客様の要求するものをただ提供するだけではダメなのです。
常に最高の品質を提供し続け
お客様の知らない商品も開発し続け、
そして地域のお客様に広く深く提供し続けることが大切なのです。

たとえ時間がかかっても
その行為は必ずお客様の視覚や感覚や想い出も磨かれることになります。
そうなればお客様は必ず優れた商品を選択するようになります。

たった１枚の写真を通して
お客様の発見や喜びを与える続けることが私達の使命なのです。

サトーカメラはお客様の「想い出をキレイに一生残すために」

最高品質の写真を通して日本一の優良供給者を目指しています。

と、言うように。

このような自店の一番強い一番商品の部門を柱にして

最高品質の新商品を常に開発し続け

地域に提供し続け

一番強い一番商品であぐらをかかず

常に新しい価値を生み出し

そして常に品揃えを増やし続けることが

地域一番商法サトカメ流「専門総合化」の極意です。

普通の店は

自店で一番強い一番商品は

「今のままでも売れるから」と、そのまま放置状態です・・

「専門化＝ただ絞り込むだけ、ただ守るだけ」だと

年々お客様は目減りするだけです・・

だからと言って新しい部門商品を探し

新しい時代の総合化だと豪語して一か八か張り切ったところで・・

現場は動かず・・

売れずじまい・・

資金繰りが悪化して・・

こうした品揃えの総合化に対する

上手下手が専門店の成長を決めています。