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佐藤勝人のブログ・一刀両断

第203話 君の流した悔し涙、俺は絶対に忘れないぞ!

東海地区を基盤とした愛知県の中堅運送会社様の
若手中堅幹部さんを集めてのセミナー会議から・・

10人の若手中堅幹部さんの前で
いきなり私はろくに挨拶もせず
1対1で幹部さん一人一人と真剣勝負を繰り広げる!

一人一人の本音の本質に迫り
瞬時にやさしく相手に入り込み
一人一人の本質をみんなの前で解き明かしながら

その1対1のやり取りを
若手中堅幹部さん達が
部下育成のOJTとしてに使えるように
残りの9人の幹部さん達に
目の前で実践しながら見せながら、
「こうやるんだよ」というところを見せつけながら

そして各幹部自身も私との真剣勝負を一人一人直接体験させながら
これが部下育成法であり
これが人材育成であることを体と頭に叩き込み学ばさせました。

それは自分の長所を知り、短所を知り、(自己分析)
社長からの評価を知り、(会社の評価、他人の評価)
本人の長所を引き出しその長所と会社の今やるべき仕事を一致させる。
そこから将来の会社発展における、あなたの役割に気づかせます。

それだけで十分なのですが
それと同時にこの運送会社様の場合は
幹部さん達10人がひとつのチームとして
つながりのある組織にしようと思いました。

それはなぜか?

それは、社長様の強力なリーダーシップで急成長してきた会社なので
どうしても今の段階では社長様のチカラには及ばない
いくら各自が頑張ってもまだまだ個人差のある組織であることを実感しました。

もちろん組織を作って1年半というから組織そのものも未熟ですけども
猛スピードで組織を作り上げての
この実績は尊敬に値します。

そうなるとこの若手中堅幹部様達の悩みと社長様の悩みは察しつきます。

それならばまず第一にやることは
若手中堅幹部様の間を風通しを良くして
そのために各自の自己分析をすることで
各自が各自をお互いが理解をすること。

何度も言うが出来ないものは出来ない。

誰が何を出来て、誰は何が出来ないのかを知り

各自がチームの中で各打席各打順ごとの役割を
存分に果たしてくれることが組織なのです。

全員が4番でエースを目指すなら喧嘩になるが
誰一人としてかぶる人間はいなかったから社長の眼力は素晴らしい。

だからお互いが各自を認めなければ組織は機能しない!

この始動し始まった新組織は
将来必ず大きくなるであろう
この10人の若手中堅幹部さんは
私自身も彼らと体技して
間違いなく社長様の目に狂いは無い
頼もしい逸材ばかりであることを実感しました。

セミナーが終わり帰る間際に
社長様が惚れ込み10年来右腕候補として
2人3脚でズッと育ててきた若手中堅幹部の一人が
私のところに走り寄ってきた。

彼は頭を下げながら言う
右腕候補「新組織になって私が社長の期待に答えられないばかりに・・・・・・・」

佐藤「君だけが悪いんじゃないよ。」

右腕候補「・・・・・・涙」

佐藤「慌てるな慌てるなよ!君はまだ若い!これから勉強して自分から
    社長の右腕としてがんばれる自信がついたら
    君からやらせてくれって言えればいいじゃん!」

右腕候補「・・・・・・涙」

佐藤「悪いのは君だけじゃない、君は出来ないのではない、
   ただ未熟なだけだから心配するな!俺もついてるから!
   これかもっと勉強するぞ!その悔し涙絶対に忘れるなよ!」

社長が新組織で苦労していることを察し、
新組織を動かすのは自分の責任と感じ

一人の若者が真剣に悔し涙を流した・・・

君の流した悔し涙、俺は絶対に忘れないぞ!

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この記事を書いたのは
佐藤勝人</br>Katsuhito Sato

佐藤勝人
Katsuhito Sato

日本販売促進研究所 代表取締役社長
サトーカメラ株式会社 代表取締役専務

「第203話 君の流した悔し涙、俺は絶対に忘れないぞ!」への3件のフィードバック

  1. シルバーラビット

    SECRET: 0
    PASS:
    佐藤様

    今晩は、今日の名古屋は曇りで寒い一日でした。

     今日のお話では『誰が何を出来て、誰は何が出来ないのかを知り』
    から次のことを気づかされました。

     私共は数人の組織なのでみながすべての業務への対応力が要求されますが、やはり各自の得て不得手かをキチントみんなが認識すると共に互が協力し業務を推進できるように仕組むのは責任者の仕事だと学びました。

    ありがとうございました。

  2. 中村 衣里(井上会計)

    SECRET: 1
    PASS:
    24日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。
    お話を聞かせていただいて、改めて自分の器の小ささにショックを受けたというか・・・
    個人的にいろいろあって、あの場にいるのがやっとの精神状態でした。
    でも、今は少なからず、立ち直って考えると、それは、単なる言い訳だと感じます。あの時、もっと違う言葉を書けていたら、もっと佐藤先生とお話ができたかと思うと悔しいです。酒井社長からは、いろいろなチャンスをいただいているのに、なかなかそれに答えられない自分がいます。まだまだこれからも、そんな自分に腹を立てながらもがき苦しんでいくと思っています。でも、もしまた佐藤先生とお会いする機会があれば、その時は少しでも成長していたいです。

    あの日、寺本さんが涙しているのを見て、彼もいろいろ抱え込んで悩んでいたのだと、改めて感じました。社長とのやりとりを一部ですが、見てきました。彼の悩みに比べたら、私の悩みなんて・・・

    とにかく、24日は自分の器の小ささを痛感した一日でした。

    次回、またお会いできれば、その時は、容赦なく苛めてやってください。

    貴重な経験をさせていただき、どうもありがとうございました。

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