第１７１話　「遊学」が見識を高め成長させる！

今から１７年前まだ私が２０代半ば
サトカメを業態換えして１店舗を始めて間もない頃
私に世界の夢を見させ
私に世界を見ることを薦めてくれたのは
世界のカメラレンズメーカー「シグマ」の山木専務だった。
たった一代で世界のトップクラスに君臨し
シグマの生産工場はすべて福島の会津工場で一貫生産！
兄弟で一気に世界中に拠点を作ってきた辣腕専務が
私達を可愛がってくれた。

彼は年に数回サトカメに来ては
世界のカメラチェーンやカメラショップの売り方や成功事例を
酒を酌み交わしながら教えてくれた。
彼のお土産はいつも世界のカメラチェーンのチラシ広告だった。
たった１枚のチラシから世界の販売促進に私は目を釘付けにして見入った。
もちろん彼は日本代表にサトカメのチラシをお土産に持って海を渡って行った。
サトカメのチラシは全世界どこへ持っていっても
引合いが多いと言ってくれたのがうれしかった。

その山木専務こと現場叩き上げの５ヶ国語を話す彼には
当時から意気投合し３０代になってから念願かなって
彼に連れられて何も知らない私をアメリカ各地に
中国、香港、韓国、シンガポール、インドネシアと渡って
見聞を広げ世界各地の取引先に
世界のカメラチェーンとの交流をさせて頂いたり。
行く先々ではシグマドイツ支社長やフランス支社長
イギリス支社長やアメリカ支社長等
一緒に食事をさせて頂いたり情報交換させていただいたり
３０代の時に私に世界を見させ夢と希望を与え続けてくれた。

更に今から１１年前
私に世界も良いが日本国内も回る事を薦めてくれ
全国各地でセミナーや個別指導をやるようになったのが
バリューマーケティングの創始者長州は山口大学OBの宮内亨氏だった。

昨日、長州萩商工会議所青年部セミナーで
青年部広報委員の岡本さんが経営する
松蔭神社内にある食堂に約束どおり昼食に立ち寄り
名物の松蔭団子と松蔭蕎麦を食べていると
彼が私に１冊の本を渡してくれた。

それを読みながら私は「遊学」という言葉をはじめて知った！

吉田松陰の生誕の地で気づかせていただいた
松蔭を成長させた「遊学」とは

地元には無い新しい知識を得るため、
業界の枠組みを超えての人との付き合い、
そして優れた人との出会いや
出先での未知の書物との出会い。

人の交流や人々の生活を
見ることで世の中を見る目が変わってくるということらしい。

そして山木専務も宮内氏も
私に「遊学」を勧めてくれた事をはじめて知った。

その「遊学」が自分を成長させている事を気づかせてくれた。

「遊学」が自分を高める！

松蔭神社内にある松蔭食堂で
広報委員の岡本さんが
あの場面で私に渡してくれた１冊の本のおかげで
気づかせてくれた現代版「遊学」。

また来るよ！ありがとう！

オススメの松蔭団子美味しかったよ！