トイレ掃除のおばちゃん　第1176話

私はどんな相手でも

一面から入り込みますが

相手の本質を一面では絶対に捉えない

一人一人を尊重し

相手にとって何が大切かを

仕事を通して教えることが得意です

トイレ掃除のおばちゃんだって

トイレ掃除にかけては一流の腕を持っている

だから私がトイレ掃除を覚える時は

おばちゃんが先生なんです

そのトイレ掃除のおばちゃんにも

情報を開示する

どうやってこの商品Ａを

11月末までに

目標達成させるか？

現在は累計で７０％達成の００万枚　

このペースだと足りない

この目標達成のために

トイレ掃除のおばちゃんなら

何を手伝ってくれますか？

そのトイレ掃除のおばちゃんにも

店を手伝え　接客しろとは言わないよ

そのトイレ掃除のおばちゃんができる行動で良い

するとそのトイレ掃除のおばちゃんはこう言った

「それなら商品Ａのキャンペーン

　ポスターでもＰＯＰでも持ってきなさい

　私がトイレに貼ってあげるから」という

これが人材マネッジメントの極意

みんなを巻き込むとは

相手にも情報を開示し

相手のできることを一つ一つ実践してもらうこと

それが目標の１％でも３％でも

一人一人がその数値に貢献する

数値を変えるのは

一人一人の行動の積み重ね

それが人材マネジメント

今までならば

トイレ掃除のおばちゃんは関係無いでしょう

ということで　

お互いが終わっていました

その裏には役割以前に

忌々しい身分制度が

見え隠れしていました

私から言わせると

あなただって

そんなに難しい仕事をしているか？

こんな単純な仕事を

難しくしているのは誰だ？

難しく考えているのは誰だ？

たとえ単純な仕事でも

奥が深く突き詰めるということはわかるが

実際には単純な仕事を単純なままに扱いながら

出口で難しくしている輩が多いじゃないですか

だから情報を全員に開示すること

情報を知っているから偉いなんていう

封建的な時代は

とうに終わってますよ（笑）

社長だ　専務だ　部長だ　店長なんていうのも

それは身分の上下関係じゃないのさ

仕事上のただの役割なのさ

人間関係に上下なんてないのさ

だから答えは上司が持っているのではない

上司に答えを求めるな

答えは現場にある

地を這いつくばって

お客様の行動　視点　声を聴きだせ　

そして　現場はお客様だけではない

アソシエイトからも聴きだせ　

実践するのは総力戦だ

ヨロシク