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佐藤勝人のブログ・一刀両断

第12話 カッコ悪いチャンス

硬式野球部、高校2年の「ゆうじ」の新チームメンバーが発表されたらしい!
しかし、残念なことに背番号すらもらえずベンチから外れた・・・・・・・・「ゆうじ」。

悔しい・・・・・・・・・・・。
体を壊すぐらい頑張っているのに・・・・・・・・・。
それでも腐らずもくもく練習している姿が頼もしくも見えるが、
「ゆうじ」には失礼だが親として可哀想に思ってしまう時もある。
親としては監督が憎く思える時もある。

一人晩酌をしながら涙する「オヤジ」・・・・・・。
41歳にして「子を想う親心を知った」

しかし、「ゆうじ」にとっては将来のための勉強、勉強、これが勉強だ。
外された奴の気持ちがわかったほうが社会人としては充分に役に立つもんだ。

第8話で言った、「評価とは不平等の中にある」
監督が変われば評価も変わる!
「ゆうじ」がダメなわけでもないんだけど、
チームの構想も含めて・・・・本人はわかっているらしい。

それでも転機が訪れる。
県内の小さな大会1回戦終了後
ベンチ入りしていた1年坊主3人がベンチ内でのフットワークも悪く使えない。と、
みんなの前で怒鳴り散らした監督!
ベンチから外れていた「ゆうじ」達3人の2年生に向かって
使えない1年坊主と入替わってお前達がベンチに入れ!
と、言って無造作に背番号を渡された!と、言う。

「ゆうじ」は言う、所詮ベンチ内の雑務係り、そんな理由で背番号もらったって・・・・・・・・・・。
「ママ」は言う、監督は、何の配慮もクソもない、馬鹿野郎だ、と。
「なっち」は言う、理由は何だっていいじゃん、ベンチに入ったんだから頑張れば!ラッキーじゃん。

最後に「オヤジ」のシメが入る!

馬鹿野郎!!チャンスだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

背番号は何番もらった?

背番号は18番か!
プロだったらエースナンバーだぞ!!

いいかい「ゆうじ」よく聞け!

チャンスなんて言うものは
キチンとしたレールに乗ってキチンとやってくるものではない。
また、キチンともらうものでもないんだよ!

チャンスなんて言うものは、
殆どが、カッコ悪いような順番でもらったり、超ダサく回って来るんだよ、
それがチャンスなんだよ。

「オヤジ」だってそうなんだよ!
月刊誌「商業界」で連載4年目に入って素晴らしいね!
な~んて言われているけど!

最初は予定していた有名筆者が急にダウン、
とりあえず誰でもいいから、何でも良いから
スグ使えそうな奴を回せっていう内情だったのだと思う・・・・・・・。(あくまでも推測だが)

または、とりあえずページの埋め合わせだ!
使えるか使えないかわからないけど、
1回ポッキリの企画だ、とりあえず期待もしていないけど使ってみようか程度ですよ。
誰にも期待なんかされていない。
そんなことは重々承知。
精々そんな程度です(^^)

しかし、「オヤジ」に言わせれば
「チャンスのもらい方」なんてどうでもいいのだ!

たった1度のチャンスをどうやって自分のものにするかが
唯一自分に出来ることだ!

120%でも200%でも、人一倍頑張って、人一倍デシャばって、
人一倍相手に気を使って、たった1度のチャンスをものにするのだ。

たった1度のチャンスを全身全霊でぶつかること。
結果は二の次!評価は他人がするのだからね!

「オヤジ」なんてコネも何にもないから、
誰も拾いもしないような
カッコ悪いおこぼれチャンスを
自分にとっては最大のチャンスに切り替えてきたよ。

そして、そのおこぼれのチャンスをくれた人の為にも期待以上のパワーを
その一瞬、そのたった一瞬に、一気に自分を出し切り、見せつけて
自分でチャンスをものにしてきている。

このチャンスは確かにたった1回です!
しかし、たとえ失敗したとしてもこれも経験。
腐らず常に準備しておけば
また違うチャンスは必ず回ってくる!

それでも、チャンスのもらい方にこだわっているのが普通の人達。

チャンスとは所詮、誰かの代役か、期待されずに回ってくるもの。
いつもカッコ悪く回ってくる、
いつも超ダサく回ってくるのがチャンスです。

選び抜かれて、手順を踏んで、失礼の無いように、カッコ良く回ってくるのは、
チャンスとは言わない、選抜されたという。

一般的にカッコ良くチャンスが回ってくる、
カッコ良く選抜されるのは人生でたった数回、
基本的には1人の人間の人生でたった3回と言われています。

その素晴らしいチャンスが来るのをズーッと待っているのが普通の人だ。

しかし、カッコ悪いチャンスのもらい方なら年中ゴロゴロと無数にある!
チャンスのもらい方はカッコ悪くて結構!
しかし、チャンスが来たら、あとは自分でモノにしろ!

ガンバレ「ゆうじ」!
「オヤジ」として出来ることは
こんなことを教えることぐらいしかできないけど!

お前の人生だ、お前が頑張れ!

私自身も、息子に言い聞かせながら、
自分自身の父親である、
俺の親父の偉大さを知った瞬間でもあった。

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この記事を書いたのは
佐藤勝人</br>Katsuhito Sato

佐藤勝人
Katsuhito Sato

日本販売促進研究所 代表取締役社長
サトーカメラ株式会社 代表取締役専務

「第12話 カッコ悪いチャンス」への5件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS:
    「moreなひとりごと」でお馴染みの
    私の友人、モアさんのブログへのアクセスお願いします。
    私のブログにもリンク貼ってあります!

    ヨロシク!

    「44,444アクセスも突破しちゃう!?」  40,000突破

    8月8日は「1日1,000アクセス」お願いします。

    http://happy.ap.teacup.com/applet/more/20060801/archiveを読んでくださいね<(_ _)>。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    私も横浜の高校時代で高校球児だったので、
    (もっとも一回戦ボーイでしたが)、
    当時を振り返り、チャンスを全身全霊でぶつかり一年生でレギュラーを
    獲ったことを思い出します
    息子さんがんばって欲しいですね、陰ながら応援してます

    このプログは、佐藤先生の子供達に対するメッセージになっており
    私もこんな形で子供達にメッセージを送れたらなと思います

    今月はチラシを6000枚で4名ほど反応がありました
    まだまだ、とほほな結果でしたが、次回はもう少し改良して
    もう一度9月にチラシ入れてみます

  3. SECRET: 0
    PASS:
    なぜ、4名ほど反応があった!
    何に反応したのかを整理すること、お客に直接聞くこと。
    それがツボがわかれば掘り下げること!

    基本的に中島さんの性格上
    難しくし過ぎているのかもしれないよ!
    買うターゲットに合わせたレベルにしないと。

  4. SECRET: 0
    PASS:
    >最初は予定していた有名筆者が急にダウン、
    >とりあえず誰でもいいから、何でも良いから
    >スグ使えそうな奴を回せっていう内情だったのだと思う・・・・・・・

    勝手に推測しないでくださいよ~(笑

    チャンスって、本当にどうめぐってくるのかさっぱりわからないんですけど、
    ある方向性や目標を持って歩いている人のところには、
    どんな形をとってでも、いつかは必ず訪れるような気がします。
    問題は、それに気づくか、気づかないか。
    気づいてそれにぶつかっていける決断ができるか、ですよね。

    雑誌の仕事がしたくて、大学時代から編集プロダクションでバイトしつづけていたら、流れ流され、今の仕事にたどり着きました。
    編集プロダクションの時給は600円!
    でも、いくらお給料がアレでも、やっぱりしがみつきたかったんだな、と思います。
    当然仕事は「大蔵省官舎に直撃取材」とかの雑用ばかりでしたが、たまに企画が通って、憧れのアーティストに会えたりだとか。
    今でも本当にいい経験したと思いますねん。精神的に鍛えられたし。

    で、商業界のブログにもリンクはってくだされ…。

  5. シルバーラビット

    SECRET: 0
    PASS:
    佐藤様
    今日は本当にありがとうございました。(^_^)v
    1000を越え2000に向って驀進中ですね!

    日野先生もこの結果にはオドロキでしようね?

     息子さんはさぞつらい試練でしょうがこれにめげず前進し大きく成長していただきたいと思います。

    「患難は忍耐を生み出し、忍耐が練られて品性を生み出し、練られた品性が希望を生み、希望は失望に終わることがありません。」

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