第32話 「夢追い人のビジネスプラン!?」

公開日: : 勝手に言わせて!

夢もいいけど、もっと現実や事実を知ろうよ!

先日同級生からこんなビジネスプラン!?の相談を受けた。

地元で有名な和紙を使って手作りの書類を挟むフォルダーを作るという
アイデアを持参してこのビジネスを立ち上げたいと言ってきた。

確かに面白いね、
一般必需品の高級版もいいじゃない。

彼女は言う
まだ誰もやっていないんですよ、
私が最初に考えたんです。だって

ふーん。

私は言う
悪いがアイデアなんて腐るほどあるし
良いアイデア持っている奴なんていくらでもいるよ!
アイデアぐらいでメシ食えたら世話ないよ!

アイデアの殆どが
「ビジネス=売る」ことが出来なくて失敗しているんだからね。

君ののアイデアはよく分かった。

それではいくらでお客さんに売るの?

彼女は言う
1000円ぐらいで売れるとうれしいです。
少しでも安くお客様に届けたいんです。だって。

普通なら書類フォルダーなんて100円もしないで売っているような代物だ。
いいじゃないか、高級和紙を使うから
10倍高い1000円ぐらいなら売ることは可能だよ。
何とか売れそうな価格帯だしね。

それではどうやって作るの?

彼女は言う
私の仲間のボランティアの方々とか、
NPO法人の方々とか、
地域の方々が協力してくれるのです。
皆様の愛で夢の新ビジネスを立ち上げようと思っているのです・・・。だって。

私は聞いた、
それはわかったから1日何枚作れるの?
どこで作るの?
1万枚ぐらい売るのか?

彼女は言う
いや、これは手作りなので
大量に売りたくありません。
高級感ある手作りで1枚1枚わかっていただけるお客様だけに売ります。

それでは1日何枚作れるの?

彼女は言う、
これは良い物なので
1人1日1枚しか作れません。だって。

佐藤「じゃあ、1人の人が1日中働いて日給200円で」
   「愛のあるみんなさんは作ってくれるのか?」

彼女「それは無理ですよ。それでは作っているみんなが可愛そうですよ。」

佐藤「それじゃあ、その人は1日いくら欲しいの?」

彼女「今の時代、1日最低1万円ぐらいは差し上げないと可愛そうでしょう。」だって。

わかった、わかった
それならその和紙書類フォルダーは
あなたの会社から卸販売する価格は最低でも2万円以上、
何処かに収めて誰かに販売してもらうなら上代5万円ぐらいにしないと
ビジネスは成り立ちませんが?

その和紙書類フォルダーを世間では5万円で売れるのか?
売ることは出来るのか?
5万円で売れるようにブランド化しようか?

それともインターネット直販で2万円で売るか?

彼女は言う
お客様の為に
そんなに高くは売りたくありません。だって。

アイデアだけではメシ食えないよ。
売らなければビジネスは成り立たない。

とりあえず君の言う
1000円で売りたければ製作コストは200円に抑えないとダメ。
そうなると工場で量産体制じゃないと出来ないよ。
1度に1万枚で200万円の元手が掛かって
はじめてビジネスパートナーの製作会社も動くんだよ。

そんな量産はしたくありません。って言ったって。

彼女は言う
とにかく私は日本で初めての商品を作りたいんです。
それが私の夢なんです!だって。

お金も要らない
売れなくてもいいなら
いくらでも作ってください!

それはビジネスとは言わないよ。

それこそ協力してくれる人が
間違いなく損する仕組みでは、
協力した人が間違いなく不幸になる仕組みでは、
誰も協力してくれないことを教えておきます。

まあ、同級生っていうことで
成功するために
一つだけ教えてあげるよ!

この商品は
ビジネスにならないのはわかったよね。
あとは、とりあえず、君はどこにでも顔出して、
夢物語をズーッと言い続けていなさい!

どこかの企業やお金持ちがスポンサーにでもなってくれるから。
そうなれば、それもビジネスだよ!

がんばってね!

夢追い人!(^^)

実践派経営コンサルタント・佐藤勝人へのセミナー・講演・個別指導などの相談依頼はJSPL日本販売促進研究所よりお問合せください
JSPL日本販売促進研究所HP


読んだその日から経営が変わる!佐藤勝人の第10作目の新著
モノが売れない時代の「繁盛」のつくり方 ―新しいマーケットを生み出す「顧客一体化戦略」―
モノが売れない時代の「繁盛」のつくり方<br>―新しいマーケットを生み出す「顧客一体化戦略」―


チラシ1枚からお店が変わる!経営が変わる!
売れるチラシ作りの極意!(商人ねっと)
売れるチラシ作りの極意!(商人ねっと)


あなたの人生と商売感を変える!
勝人塾(商人ねっと)
勝人塾!(商人ねっと)


時事ネタを佐藤勝人が一刀両断!
繁盛請負人・佐藤勝人の時事国々リポート
business-plus.net


佐藤勝人を体験!勝人塾-Facebook Page-


関連最新記事

no image

売上を追うな!2020年大不況前「選択と集中」✕「経営改革」強靭な体制を整えろ!

2008年にリーマンショックで 一気に時流がかわり 2011年に東日本大震災で 強

記事を読む

no image

激レア砂かぶり55席のみ!伝説は五感で感じ獲れ!

  1964年の東京オリンピックに 父親が宇都宮市簗瀬に サトーカメラを

記事を読む

no image

体験したことのない人にいくら説明してもわかるわけがない。

2012年からスタートした 日本販売促進研究所主催 第15回佐藤勝人と行く アメリ

記事を読む

no image

「まちゼミ発祥の地」「岡崎市」「おかざき勝人塾」「稲盛和夫」「松下幸之助」 

まちゼミ発祥の地 愛知県岡崎市にて おかざき勝人塾 後援 岡崎市 主催 岡崎

記事を読む

no image

事業領域ハッキリさせないと攻め方は基本的に違うよ!(ローカル.リージョナル.ナショナル.グローバル)✕(メジャー.マイナー.ニッチ)

地球規模で捉えれば 日本国内がローカルで 世界をグローバルという捉え方もわかるが

記事を読む

Comment

  1. more より:

    SECRET: 0
    PASS:
    「創業関連セミナー」で一番多いパターンのお話ですね。
    昨日も同じ内容の話をしてきましたよ。

    理屈にかなっていないとビジネスとは言わない。お客さんが喜ぶこと、買っていただくことを仕組みで捉えているのがマーケティングなんですよ。

    マーケティングと顧客満足は全く同じ概念での話です。そこがわからなければ商売はできませんね。

    それを知りたければ聞きに来なさい!

  2. シルバーラビッット より:

    SECRET: 0
    PASS:
     今日のお話を読み、私は常日頃良く陥っていつテーマだと感じました。

      ご利用の結果を見て「どうしてこんな選書をしたの?」頭を抱えている始末です。

    本当にお恥かしいお話ですが!(>_<)

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

勝人塾







PAGE TOP ↑